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絶対許さねー!  作者: 氷嚢ミゾレ
第二章
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52

 誰が味方で誰が敵かさっぱり分からなくなった状態だな。確かに神様が全て良い魂だけで此方を囲う事は不可能なんだろうなと思う。そうすれば世界のバランスが取れなくなるんだろう…。


「せかいのばらんすたもつためとはいえだれがみかたでだれがてきかわからなくなったね。みじかにいるひとたちいがいしんようしないほうがいいのかも。ミックおじさまやミースのけんかあさまのにいさまのこともあるからな。」


「えぇたしかにそうだわ。とうさまやおばあさまラジュやリトたちがしんようしていてもわたしたちがしんようできるかはべつだもの。」


「僕もそう思うな。」


 姉様と兄様がそう言った。


「あたまのいいアルカナさまあたりこないかな?かいけつさくがおもいつかない。たぶんシェーンはたおれてるから。」


「確かに!シェーンなら耐えられないでしょうね。」


 母様が笑いながらそう言った。私はココの器に牛乳を入れた。ココはご飯を食べながら牛乳を飲んでいる。多分気に入ったのだろう…。


「こまったな。そのひとにながいされたらへやからでれないし、おじいさまとおばあさまのひっこしもできないし、かいそうもできない。リトやラジュにはわるいけどかえってほしいかもしれない。」


「えぇそのとおりだわ。しようにんもあつかいにこまるでしょうし。」


「確かに。色々出来るって分かった途端だもんなね。」


 姉様と兄様もそう言った。


「とうさまのおとうとさんもかえらないとむりか。とうさまおとうとさんすきみたいだしむりか。」


「そうね。たしかに。」


「面倒だね。」


「えぇ!確かに!弟大好きで弟も兄大好きよ!気持ち悪い位の兄弟愛よ!だったら自分だけで相手すれば良いのよ!!」


 私達の会話に母様はキレてそう言った。ありゃりゃこれは父様不味いぞ!母様お冠だよ!当分冷たくされるな。間違いなく。父様駄目駄目だからな。兄様と姉様と目で合図して溜め息を吐く…。へルック達もどうしてもいいか戸惑っている。


「へルックとバルフごはんたべた?」


「いえ、まだです。」


「私もです。」


 その言葉にハンバーガーセットを召喚した。


「これたべて。てづかみでかぶっと。」


 そう言うと座って2人は食べ始めた。


「これは!」


「美味しいです!」


 バルフとへルックは気に入った見たいだった。


「母様も食べたいわ!」


「わたしも。」


「僕も。」


 皆そう言ったので人数分召喚して食べ始めたら皆感動していた。一応ココの分もちぎって上げた。私は満腹なのでココにちぎって上げるを繰り返していた。皆食べ終わった見たいだ。


「へルック、バルフおじいさまとおばあさまつれてこれないかな?ここからくうかんつなげてとなりのやしきにいってそこからおじいさまたちがくうかんをつなげてやしきにもどればじかんたんしゅくになる。それにおじいさまたちからまれるのはかわいそうだから。とうさまはじごうじとくだけど。」


「確かに!良いわね!連れて来れるかしら?」


 母様の質問に頷き部屋から2人出て行った。


「とうさまってだめだめになるよね?なんでだろ?」


「たしかにだめだめだわね。かあさまをかなしませるのはゆるせないわ。」


「確かにね。自業自得だね。」


 姉様と兄様がそう思った。


「とうぶんつめたくしよ。」


「わたしも。」


「僕も。」


「母様もよ!!」


「ゆうじゅうふだんなおとこだからとうさまって。だからたよりにならない。だめだめ。」


「そうね。やさしいとゆうじゅうふだんはちがうもの。」


「確かに。僕はそうならないから。」


「母様も腹立ってるわ!!」


「こうしんのとおったおとこっていないのかな?」


「さがすにはくろうしそうね。」


「僕は大丈夫だよ!!」


「母様も流石に今回は頭に来てるわ!兄弟愛が行き過ぎだと気持ち悪いわ!!」


 その時へルックとバルフがお祖父様達を連れて行く来たが疲れてないか?双方共に。


「おぉ、ルーが呼んだらしいな?」


「だいじょうぶ?なんかおじいさまたちもバルフたちもつかれてない?」


「いやー、流石にあの人達の中にいるのは疲れたよ。バルフ達は絡まれてたんだよ。」


 お祖父様がそう話した。


「えぇ、なんというか凄い人達ね。兄弟愛もだし、あの女性もだし。」


 お祖母様がそう話した。やっぱり凄いのか兄弟愛とその女は…。父様何やってんだ!?何かこう軽蔑したくなったよ。


「やっぱりすごいんだ。とうさまけいべつなんだけど。」


「えぇそうね。わたしもけいべつ。」


「僕も思った!」


 姉様と兄様もそう思った見たいだ。これから見方が変わってしまう。お祖父様達にも迷惑かけるなんて!!


「母様が1番軽蔑してるわよ!!」


 母様はお冠状態だ。


「おじいさまたちよんだのはからまれるのはかわいそうだしここからとなりのやしきにくうかんをつなげてとなりのやしきからおじいさまたちがじぶんのやしきにくうかんつなげてひっこしすればいいとおもってよんだ。」


「おぉ、それは良い。あの空間にいるねは苦痛でしかなかったからな。」


「えぇ、そうね。」


 本当に父様軽蔑なんだけど!!何してんだ!!







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