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絶対許さねー!  作者: 氷嚢ミゾレ
第一章
30/59

30

 食べ安い物を食べてからお腹いっぱいになり食事を辞めて少し休憩をする。起きたばかりだから余り食べられないが体力を付ける為には食べなければならないなと考えていた。トーリはまだ食事中みたいだな。パウエルが食器を運んでくれて果物や飲み物を持って来てくれた。それをベッド近くのテーブル棚の上に置いた。


 それからまた地図を見始めた。あれだよな…。魔獣の為の森や山、海等必要だよな。各国にダンジョンとかあれば楽しいかな?それには世界樹は必要不可欠だし…。魔獣の他に神獣や四獣とかいた他が良さそう。前前世の記憶ふる活動中だ。出来るならサフラン国と離れた場所がいいな。


 何となく暇だったので新しい世界の地図を紙に書いていく。国の名前も変えて世界の名前も変えて…。以外と考えて書いていくのおもろいぞ。あれだな。ゲームで世界を作っていく感じ…。サフラン国の周辺はそのままにしてっと。あー、森とか国もっと多い方がいいかな?うーん…と考える。


「姉様何やってるの?」


 いつの間にか食事を済ませたトーリが覗き込んでいた。


「えーっと…自作の地図勝手に作ってた。」


「わー。凄い!今の地図と全然違うねー!あ、でもサフラン国周辺はそのままだ。」


「うん。勘違いさせる為にはいいかな?って。相手に直ぐ見つかるのは頂けないしね。こっちのウィンクルム国がいいかな?って。森挟む型になるしね。意味は絆だよ。」


「凄い大きな森だね。」


「うん。魔獣や神獣達の生きる場所も必要でしょ?」


「そっか!魔法と剣の世界だったね!それにこれなら直ぐ攻め込むの無理だね!」


「後は周りは海で船で移動とかにする。」


「これなら頭飛び抜けて良くても策略をねるの大変だね!」


「うん。見つかってもサフラン国は攻め込むなら周辺各国を落としてから魔獣や神獣がいる森通らないといけないからね。トーリはこれ見てまだ国や森増やした方がいいと思う?」


「うーん…?あれ?ドワーフとか巨人とかエルフとか魔族とか獣人とか竜人とか書いてあるけど多種族って事?」


「うん。いたら面白いと思ってね。」


「確かに…人間だけだと争いが起きそうだもんね。」


「スレグリア世界か…あれ?神アイデール神って書いてあるけど…。」


「なんかね、考えた時パッと浮かんだんだ。」


「成る程。神の愛し子と関係あるのかな?」


「うーん…。分からないけど…少しは関係あるのかもね。」


 トーリと話ていたら沢山の人達が入って来て驚愕した!


「アハハ!クレア嬢驚いた?」


 第二王子のアルス殿下がそう言った。


「驚きました。こんな格好ですいません。」


「いきなり来たのは俺達だし、クレア嬢起きたばかりなんだろ?気にしなくて大丈夫だ。」


 第一王子のイルス殿下がそう言ってくれた。


「クレア嬢私は王妃のルビーノよ。ヨロシクね。目を覚まして良かったわ。」


「有難うございます。私はクレア・フローレスです。よろしくお願いします。」


「私は宰相をしているハドルド・グリフィンです。目を覚ましたと聞き安心しました。宜しくお願いします。」


「有難うございます。よろしくお願いします。」


「私は王であるレンダだ。良く目を覚ましてくれた。良かった。」


「有難うございます。よろしくお願いします。」


「クレア嬢目を覚まして良かったです。心配しましたから。」


「ご心配かけてすいません。それから有難うございます。」


 何故かこの国の王族勢ぞろいだ。それに宰相様迄。父様何やってんだ!!こんな格好では失礼にあたるだろ!!しかもわざわざ足を運ばせてしまったじゃないか!!

 駄目な父を見る目で父様を見る。


「クレア、なんだい?その目は?」


「駄目父を見る目。」


「ブフゥー!!!!」


 皆吹き出した。


「レリア、クレアが酷い!!」


「しょうがないわよね。貴方が悪いんですもの。」


「父様皆様を客間に案内して上げて。立たせてるのなんて論外だよ!!」


「嫌、この部屋でよい。椅子やテーブルは用意出来るか?フローレス公爵。」


「分かりました。ソファーや椅子やテーブルを運ばせますね。」


 王様がそう言いテーブルやソファーや椅子等が運ばれて来た。完璧自分の部屋ではなくなっている。ま、広いから良いんだけどね。もう、好きに改造してくれ!


 それから部屋が出来上がりパウエルとベランカが飲み物等を運んで来て皆座った。トーリはベッドに腰掛けた。


「それでトーリとクレアは何をしてたんだい?」


 そう父様が聞いて来た。


「勝手になんちゃって世界の地図を制作してた。」


 父様はそのなんちゃって地図を見始めた。それに皆覗き込んでいた。アロンとネリー姉様が話出した。


「これ、凄いな!」


「えぇ、サフラン国周辺はそのままなのね。」


「うん。直ぐ狙われるわけにはいかないから、勘違いさせる為に。私達はウィンクルム国に産まれる。そうすれば時間は稼げると思うから。意味は絆だよ。」


 ハドルド様が話出した。


「成る程。サフラン国は周辺各国を倒してから更に森を抜けなければならなくなりますね。」


「うん。見つかってもそうなる可能性は高いです。森は魔獣や神獣の住処として。自分達の名前はストナード国にきちんと置いてくる。勘違いさせる為に。そうすれば見つかる可能性は低いし、頭が飛び抜けて良くても策略を練るのは時間がかかるでしょうし。周辺は海にして、船で移動する事にすれば…。」


「成る程。クレア嬢は頭が良いな。発想力もある。」


 そう王様が話した。


「例えば魔法使える様になりますから種類によっては転移魔法等も使える様になるんだと思いますが、例えば信頼している国と国で王族専用の転移魔法陣とかはあっても良いと思いますが、それは両国に行った事がある場合で空間と空間を繋げる場合です。知らない国に沢山の人をその国に送り込むには沢山の魔力が必要かと。時には命も必要になるんだと考えます。」


 ハドルド様が話出した。


「なる程。王族達は空間魔法が使えるって事ですね。更に行った事のある国ではないと転移魔法は使えないと。確かにそれなら安心かも知れません。」


「後は神様頼りになりますけどこの魂ならこの様な力を持っても大丈夫だと思う者にだけ色々な力があっても良いと思います。例えば、真の英雄とか勇者とか賢者とか聖女とか聖人とか呼ばれる方なら。後一般的人物より王族、貴族は多少力があっても良いのかも知れません。ただサフラン国は一般と変わらなくて良いと思っていますが。」


「ブフゥー!!!!」


 また皆吹き出した。










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