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「ねぇ◯◯聞いてよ~!」
「どうしたの?有紗。」
「実は彼氏の家に行ったら彼氏他の女としてる最中でさぁ~!!」
「え~、最悪じゃんそれ!」
「優子もそう思う?」
「私も最低だと思うよー!」
「紗季もか!!」
「何かねぇ~幼馴染じゃん?彼氏。好き好き攻撃で徐々に好きになっていったと思ったんだけどそれ見て怒りより冷めちゃったんだよね~!!多分、それがなきゃまだ付き合ってたと思うんだけどさ~!誰にも渡したくないって程愛してなかったんだよ~!彼氏の事!」
「えー、そういうもんなの?」
「うん!多分、幼馴染の延長だと思う。◯◯も武術ばかりしてないで彼氏作りなよ~!花の女子高生だよ~!」
「えー、だって親友ちゃん美女でしょ?」
「確かに隣のクラスの◯◯の親友ちゃん美女でモテるもんねー。」
「だから、私が親友ちゃん護るんだー!!」
「えー、◯◯も美人なんだから彼氏作りなよ~!」
「有紗は新しく彼氏作るのー?優子も紗季もいるもんね!」
「今度は絶対渡したくないって程好きになった相手を作るよ!!」
「だから◯◯も武術だけじゃなく彼氏一緒に作ろう!」
「えー、私も?」
「そうそう!◯◯も有紗も絶対愛の彼氏作りなさい!」
「アハハ!紗季様だね!」
「かなり嵌ってるじゃーん!紗季様!!」
「おおー、紗季様!万歳!!」
「ちょっとやめて~!息笑い過ぎで苦しいから!!」
そうだ…私は◯◯だ!女子高生でくだらない会話をして楽しんでた…武術馬鹿だった…。友達も沢山いて美女な親友ちゃんもいる。
なんたろ?この空間…。皆の所に帰りたいんだけど。
姉様、起きて!必ず僕が護るから!姉様僕は絶対裏切らないから!
クレア、父様も母様も味方だよ!
クレア、お願い、起きて!姉様も味方よ!あんなクズに負けないで!
クレア、俺も味方だ!絶対裏切る事はないからな!
クレア、私も味方よ~!
クレア嬢様このパウエルも味方ですぞ!
クレア嬢様私ベランカも味方です!
クレア、お祖父様もお祖母様も味方だからな!
クレア、叔父様も叔母様も貴方の味方よ!
クレアって誰だ?私は◯◯だ…。
姉様今日は良い天気だよ!姉様おはよう!姉様お休み!
姉様と血が繋がっていなければ僕が1番に姉様の旦那に立候補するのに…。
姉様、あいつは必ずあの本を手に入れようとするだろうから必ず僕が阻止するから!
姉様大好きだよ!!
あぁ、クレアは私だ!ミースの情事の最中を目撃して気絶したんだった…。んー、でも、今の自分は余りショックではないな。有紗が言ってた通りミースは家族の延長だったのかも知れない…。多分ミースもだろう。早くに母を亡くして母変わりの私も亡くなったから…。
トーリ、父様、母様、ネリー姉様、アロン、お祖父様、お祖母様、叔父様、叔母様、パウエル、ベランカ、リュド!!
トーリ貴方の声は此処まで届いてるよ!!有難う!!皆、皆、心配かけてごめん!それから有難う!!




