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サイドミース
気がつけば何処かの部屋の椅子に縛りつけられていた。しかも部屋を見渡す限り豪華で自分の家ではない事が分かった。一体どういう事だろうか?着てる物も自分の物ではない。確かクレアが実家に泊まると連絡が来て自分は仕事をしていたはずだ。
「よう!クソ野郎、やっと目覚めたか?」
見た事のない美形な人物が3人…でも高貴な存在だと思った。
「俺達が誰かって顔だな。俺はこの国の王レンダと王妃ルビーノの子供で第一王子のイルスだ。」
「僕は第二王子のアリルねー。」
「私は第三王子のカプドです。」
「先ずさぁ~下半身沈めてくれない?そんなあの醜い豚の中は良かったのかな?1日中ヤッても治まらないの?どういう事だ?って顔だね。殴った拍子に記憶飛んだ?」
醜い豚?下半身?1日ヤッた?殴られた?
「困惑してるみたいですね。何をやらかしたのか考えてみては?」
仕事をしてる最中に確か…あぁそうだ!王女殿下が来たんだ。確か誰かにつけられてるとおしゃって、家に上げた。
それから夜に帰るのは怖いと泣かれ、客室を用意したんだった。
仕事が一段落して寝ようとしたら王女殿下が寝室を訪ねて来て僕の事が好きだったけど結婚したから諦めると泣かれ最初で最後のワインを一緒に飲んで欲しいと言われ寝室に上げたんだった。
それから…………。うっ…吐き気が…。思い出した!全部思い出した!!
「その顔は全部思い出したな。」
「違うんだ!僕は嵌められたんだ!!」
「えー、寝室に上げて記憶もあるのに?天使より具合合ったんでしょ?下半身未だに元気だし。天使の時はそんな事ないよね?それに僕達が行った時も最中だったしね。僕が殴り飛ばさなければまだ続けてたよ、君は。」
「ワインの中に何か入れられてたんだ!!」
「妻もいるのに、他の女性を寝室に上げて起きながらですか?それに薬等盛られていたら全部記憶があるのは可怪しくないですか?そんな薬存在するんでしょうか?」
「薬を盛られていてもいなくても妻が居るのに寝室に王女を上げたのはお前だろ?それは言い逃れ出来ない事実だ。実際寝室には鍵がかかっていたしな。まぁ、それはどうでもいいが、寝室に妻以外の女性を上げる事自体妻を裏切っているんだぞ。それに薬を盛られていようが、王女に手を出した事は変わらないからな。」
「そうそう。薬を盛られていようがなかろうがこの国の王女の初めてを奪っちゃった理由なんだよね、君は。しかもあれだけしてれば、子供出来た可能性が高いって理由。」
「クレアに、クレアに会わせてくれ!!」
「出来る理由ないでしょ?君まだ分かってないのかな?この国の結婚もしてない王女の初めてを奪っちゃった理由だから君、重罪なんだよね。しかも子供出来てる可能性大。」
「そんな………。」
「これから王から話があるから心して聞け!」
僕自身で僕の幸せを壊したのか…。確かに妻もいないのに家に入れた事から間違いだ…。ましてや、寝室に上げる等もってのほかだ…。
クレアはどう思うだろうか?許せないよな…。逆の立場なら僕はその相手の男を殺すだろう…。
クレアに会いたい…。嫌われてもなじられてもいいから会いたい…。会いたい…。会いたい…。クレア…クレア…クレア…クレア…クレア…。




