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王のレンダ王とフローレス公爵ジドー・フローレスとレリア・フローレスとトーリ・フローレスとミック・フォスターとグレッダ・フォスターとアロン・フォスターとネリー・フォスターと前シモンズ公爵のアーサー・シモンズとクリスタ・シモンズとイルス殿下とアリル殿下とカプド殿下とパウエルとブランカが話合いの場所に揃った。
レンダ王が質問した。
「それでどうだった?」
それに答えたのは侍女長のベランカだ。
「ハッキリ鮮血と情事の痕跡はあらりました。」
「まぁ、そうだろうな。情事の最中を目撃したからね。」
そう答えたのは父であるジドーだ。
「王女に手を出したんだ。ただじゃすまないだろ?」
そう言ったのはミースの父であるミックだ。
「あぁ、クレアには申し訳ないがロザリアを娶って貰う。子供が出来てる可能性もすてきれないからな。」
前シモンズ公爵が答える。
「シモンズ公爵はクレアに任せる事にする。ミースからは爵位剥奪させて貰う。」
「それは大丈夫だ。タリーナ辺境伯が空いてるからな。そこをミースとロザリアに任せる事にする。結婚は白紙とさせて貰うが良いか?手続きは此方でする。」
それに皆が頷いた…。
「父上、メロナ妃が黙っていないかと…。」
「そうだな。メロナも一緒に辺境伯に行かせるか?」
「僕はそれで良いと思うよ。父上には母上だけで十分だしね。クレア姫は心配だけど…。」
「私も賛成です。厄介者を一気に2人も片付けられる。クレア嬢は心配ですが…。」
「そうか…そうか…皆クレア嬢を気に入ったか。」
「僕は気に入ったよ!手に入れておきながら浮気なんて…信じられなくてムカついて殴ったし。」
「私は聡明な方だと。」
「俺もだな。」
「では、これからクレア嬢を元気付けてくれ。彼女の発想はこの国にはなくてはならない物だからな。それに傾国の美女だ。皆で元気つけてくれ!頼む。」
「勿論です。可愛いい愛娘なんで。」
「僕も姉様元気になれるならなんでもするよ!」
「私もです。可愛いい娘ですから。」
「俺達もだな。可愛いい妹だからな。」
「そうね。」
「では後程、王城で内容を話す事にしよう。クレア嬢には子供は出来てないよな?」
「えぇ、大丈夫なはずです。」
「さて、王城に帰る前に噂の美女を見舞いして行くか。」
それから揃ってクレアが寝てる場所に来た。
「まさに眠る美女だな。青白く可哀想に…。元気になるんだぞ。そなたは何も悪くないからな。クレア嬢。」
王はそう言い頭を撫でてから部屋を出た。それから騎士達と共に王城に帰って行った。
部屋に戻りネリーはクレアの手を握りしめた。
「クレア、姉様がついてるわ。あんな奴の事に負けないで。」
「姉様、僕もずっと一緒だから。絶対裏切らないから。」
「俺も可愛いい妹を裏切る真似は絶対しないからな。」
「父様も母様もお祖父様もお祖母様も叔父様も叔母様も味方だからね。早く目を覚ましてね。」
「僕、今日からここで寝る!姉様と一緒にいる!何時目を覚ましても1人じゃない様に!」
「アハハ。トーリは姉様が好きなんだな。好き過ぎる気もするけど…。」
「うん。だって姉様天使だよ?天使嫌いな人なんて普通いないから。だからミース兄様は絶対許さない!!皆の天使手に入れたに浮気?あり得ない!!」
「俺は殴らないと気がすまないな。」
「アリル殿下が思いっ切り殴ってたよ。ぶっ飛ばされてたね。あの別荘は取り壊しだな。パウエルとベランカが必要な物を持って来てくれてるはずだからね。違う場所に別荘は作ろうね。新居はクレアだけになってしまうね。」
「僕も行く!父様まだまだ元気だからフローレス公爵は大丈夫でしょ!?僕は結婚もまだしないから!姉様の側にいるから。」
「ヘレナ嬢はどうするんだい?」
「姉様が結婚しないなら僕もしない、婚約破棄する。姉様と血が繋がってなければ僕が立候補したのに…。」
「トーリは本当に姉様好きだな。まぁ、父様も負けてないけどね。」
「母様もよ!!早く目を覚ましてね、クレア!」




