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もし野球で天下を取りたいのなら、良質なキャッチャーを育て上げろ  作者: 佐久間五十六


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ポイント⑦センス

 野球以外のスポーツにも当てはまるのかも分からないが、センスのある人間とそうでない人間の二種類人種が生まれてしまうのは、不可避なものなのかもしれない。

 どうしても、持って生まれたセンスの良し悪しで良いプレイヤーに成れるか、悪いプレイヤーになってしまう事はあるのかも分からない。一流のキャッチャーに成る為には、当然ながらこの様なセンスの良さが必須である。

 球を捕らせても、打たせても、守らせても、何をするにもセンスのある無しが出て来てしまう。これは致し方無い事である。残念ながらセンスの良さと言うものは、練習や努力でどうこうなる代物ではない。センスのある人間は、一生涯センスのある人間であり、センスの無い人間は一生涯センスが無いままである。

 センスのある者はその才能を磨く事であり、センスの無い人間はその才能の無さを改善する事が出来ても、それは少しの事でしかない。根本的なセンスの良し悪しを変えるまでのインパクトは無い。では、どういう人間にセンスがあって、どういう人間にセンスが無いのか?答えは簡単である。センスがある人間は、何でも苦渋する事なく練習をこなす。逆にセンスが無ければ、いつまでも同じ所で躓く。

 だから、見れば素人でも一発で分かるのである。練習でセンスの良し悪しを改善する事が出来無いのは、残念な事なのかもしれないが、センスの無い人間でもセンスのある人間に勝る方法が一つだけ残されている。努力である。精神論的で申し訳無いのだが、努力する事によって、その積み重ねによって、センスの無い人間がセンスのある人間に勝てるかもしれないのである。努力は人を裏切らないと言うが、確かにセンスのある人間に勝てる様になるのは理にかなっている。

 センスがあるだけでプロ入りし億超えプレイヤーになるならば、世間にはもっと億超えのスーパースターが沢山現れても良いのだが、そうはなっていないと言う事は、センスがあるだけでは駄目だと言う理由にはなる。センスがある人間も、センスが無い人間も、極限の努力無しにはプロ入りは難しい。努力で自分の長所を磨く事でそれは変わる。これはセンスの無い人間には朗報である。

 ただし、センスのある人間がセンスの無い人間並に努力をされたならば、その時はセンスのある人間が上回ってしまう。それはもう諦めるしかない。そこの上澄みだけはセンスの無いプレイヤーの届かない領域に成って来る。とにかく、センスがあろうが無かろうが、努力しなければ道は開かれないのである。どれだけ努力しても報われない事もあるが、それだけがこの世の中ではない筈である。

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