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もし野球で天下を取りたいのなら、良質なキャッチャーを育て上げろ  作者: 佐久間五十六


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ポイント②強打

 やはり、守備云々と言っても、強打のキャッチャーとそうではないキャッチャーとでは、チーム力に差が出るのは間違い無い。一言に強打者と言っても色々あるのだが、様々な投手の球を受けているキャッチャーの目には、様々な軌道の球筋が見えている筈で、敵方の配球をそう言う鋭い読みでホームランに出来るタイプの強打者になれる可能性がある。

 あとは見切った球筋に合わせて、バットの芯に球を当てる技術を身に付ける事が出来れば、たちどころに強打のキャッチャーの完成である。強肩強打で好守なら言う事は無く、名捕手の三拍子が揃う。打撃は努力で改善出来る部分が多く、そこで一流か二流かを分ける。持って生まれた打撃センスがあるのなら、それを磨けば良いし、センスが無いとしても、人一倍努力すれば良い。

 キャッチャーとしてチームを引っ張るのなら、「4番キャッチャー」を目指すべきである。攻撃の要であり守備の要であれ。そんな強打を手にするにはセンスが必要だと申したが、それは最大限努力した上での最後の紙一重の事を指している。最大限の努力無しにプロのキャッチャーにはなれない。プロのキャッチャーになるだけでもほんの一握りのプレイヤーである。一軍定着ともなると、さらに狭き門となり絞られる。

 沢山の努力を重ねて初めてやりがいが生まれてくる。素振りの数でスイングが鋭くなり、捕球した数だけ選球眼は養われる。打者として、必要な要素を手に入れる準備はもう出来ている事に気が付くべきなのである。そこで一流のプレイヤーに成る為には、持って生まれた打撃センスが鍵を握るのか?と言う疑問が残る。とは言え、その問いは愚問である。センスが無いなら努力でカバーすれば良い。日々の練習で持っていないモノを生み出すのは、時間がかかるかもしれない。

 やれる努力もせず諦めてしまうのは簡単だ。それでも諦めずに努力を継続するのが、一流のプレイヤーである。継続は力なりとは良く言ったものだ。とにかく諦めずに白球を追いかけるのだ。そして野球を愛し続ける事。好きこそものの上手なれである。嫌々やっても、情熱をかけても、同じ練習時間だが、どちらが練習効率が良いかと言う成果は、言うまでもない事である。

 一流になりたかったら、人が見ていない所で努力を重ねて頂点までの最短距離を進め。これは野球人ではなくとも必須のフレーズであるだろう。

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