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もし野球で天下を取りたいのなら、良質なキャッチャーを育て上げろ  作者: 佐久間五十六


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捕手(キャッチャー)とは?

 投手の球をキャッチ(捕球)するというポジションだから、キャッチャーという名のポジションになった。それは誰でも知っている。キャッチャーがやる事は3つある。

 ①ピッチャーの球を捕球、リードする事。

 ②野手全体の守備位置を把握し、ベンチからのサインを的確に味方野手全員に理解させる。

 ③盗塁走者への送球、バントその他打球処理。

 おおまかにはこの3つである。勿論、打撃力もチームの成績に大きく関わる。捕手は、投手を含めた野手9人の中でダントツに頭抜けて大変なポジションである。言わばフィールド上の監督とも言える。キャッチャーは、フィールド上のプレイヤーで只一人防具をつけ扇の要に構える。走力もあればあるに越した事は無いが、打撃力、リード力、肩、ブロック、バント力その他、野球選手として考えられる全てのスキルが高くなければならない。強い肩で盗塁を阻止し、ゴロ、フライ、バント打球処理等の守備力は必須スキルである。

 投手の球を捕球するのだって、簡単に見えるが、時速100㎞以上の変化球や直球を目をつぶらずに正確に捕球するのはセンスが無いと無理だ。

 漫画「ドカベン」で、主人公の山田太郎は、右投げ左打ちの強肩強打のキャッチャーである。つまり、キャッチャーというポジションは、それだけ重要なポジションであると、作者水島新二は、考えたのではないだろうか?まぁ、それは水島先生のお考えであり、ストーリーの中でたまたま強肩強打のキャッチャーというものが確立されただけなのかもしれない。キャッチャーは、華がないとよく言われるが、とんでもない。ゲームを支配するのは、ピッチャーではない。ピッチャーはキャッチャーの構えた所にサインどうりの球を投げるだけなのである。

 まぁ、確かに大谷翔平や、ダルビッシュ有や、松坂大輔のようなスター性のあるピッチャーがいる事は認める。そう言うスタープレイヤーはキャッチャーから出ることはまず無い。例外はあっても、キャッチャーというポジションはあくまで裏方。打順も8、9番と下位打線を打つのがプロ野球(NPB)では多い。とは言え、先発、中継ぎ、クローザーの全ての球を受けれるキャッチャーは、少ない。投手の真の力を引き出すのも、天下を取りたいのなら必須スキルである。強いチームには、4番を張れるキャッチャーがいる。

 勿論、幾つかパターンがあり、捕手(キャッチャー)とひとくくりにするのは難しい。日本人向きのポジションではあると思うのであるが、まだまだ投手に比べて捕手(キャッチャー)の海外進出は遅れており、本場MLBでは、強肩強打のキャッチャーがワンサカいる。

 本書では、捕手を中心に野球で天下を取りたい人向けの私論であり、素人見立てではあるが役に立つ論文を展開するつもりである。ドラッガーを読んで甲子園に行くより、強力なキャッチャーを育て上げる方が張るかに甲子園に近付く筈だ。

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