第1章〜翔の休日〜 外伝編
今日は日曜日で学校が休みだ、俺はいつもより早く起きた、カーテンを開けるとまだ朝日が昇っていなかった、両隣ではセツナとヒカリが眠っていたので起こさずゆっくりと起き上がり階段を下りて顔を洗う、リビングへ行くと誰もいない、父もエミもまだ眠っている、ということは今この家で起きているのは俺だけだ。
「マスター・・・おはようございます・・・」
セツナはあくびを我慢しながら挨拶をする、翔の一人時間はすぐに終わってしまった。
「お、おはようセツナ、今日は早いね」
「はい・・・いつもは寝ているんですが・・・なんだか目が覚めちゃいまして」
彼女はそう言うと洗面器の方へ向かう、顔を洗うんだろうなと思い翔はソファに腰かけテレビをつける、音量を小さくして父やエミが起きないように気を遣う。
「・・・・にしてもセツナって顔洗うの遅いな・・・」
あれから数十分経過しているが一向にセツナは帰ってこない、顔を洗うだけでそんなに時間がかかるのか?と思っていると「ガチャッ」とドアが開く音が聞こえた。
「セツナ、結構遅かったけどなに・・・・して・・・」
翔はセツナを見ると、タオルを身体の巻いて登場した、困惑する翔、セツナは顔を赤らめながら「シャワーを浴びていました・・・」と言った、いやいやそれは分かるけども、なんで服を着てないの?とセツナに質問した。
「いえ・・その・・・化粧水をリビングに置きっぱなしだったのを気付いて取りに来たんですが・・」
化粧水?翔は周りを見渡す、ソファの右にある小さなスペースに香水の瓶が置いてあった、「これ?」と言ってセツナにその香水を渡す、「これです!流石マスター!ありがとうございます」と頭を軽く下げる、その下げた時、花のような香りがした、セツナがいつも使っているシャンプーの匂いが辺りに広がる、化粧水を渡した後そそくさとバスルームへと戻るセツナ。今日の休日は一味違うなと翔はドキドキと鼓動する音を聞きながら思った。




