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転生して五行属性者になっちゃった  作者: カナト
グロリペンス学園の章~大会本編~
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生と死の大会.18(エンペル=キョウ対ホルペイト=リーナ)

さて・・・。

今この闘技場には他のクラスの生徒達や各クラスの先生達もいる。

前にリィン先生が言ってきたが、物騒な事になるのはごめんだしな。

方法は一つしかない。


「ふぅ。やってみるか。」


俺は勝負を一発で決める為、精神を集中して五行紋に魔力を高める為に溜めだした。


「魔力が高まってる・・・。何かする気なのね。」

俺の魔力を感知したのか。リーナも五行紋に魔力を溜めだしたな。


(このスキルはおそらくだが、リーナが防御しようがスキルを放とうが止めれないだろうな・・・多分。魔力を調整しつつ・・・だな。)


「いくぞ!炎属性、蛍炎滅火けいえんめっか・・・しゅん!」


「闘技舞台上に次々と白いものが現れた?こんなスキル見た事ないよ。」

っと後ろにいるペンが驚いた表情で言ってる。


「初めて見るスキルね。白い粒?蛍?もしかして設置型の爆発スキルかしら?どちらにせよ水属性の私には効かないわ。」


俺の放ったスキル・・・蛍炎滅火の瞬は闘技舞台全体を覆ったままフワフワと舞っている。


「何も起こらないわね。触れても爆発しないし・・・。」


(だろうな。そういうスキルじゃないからな。)


するとリーナはニヤっと笑みを浮かべて俺に言ってきた。

「フフ、もしかして失敗しちゃったのかしら?」


まぁ、そう思う人間もいるのは当然だ。

っていうかこのスキルを作った俺ですら何でこうなったのか未だに意味不明だしな。


「フフ、将来の旦那様を痛めつけるのは心が痛むけども、仕方ないわよね。これで終わりよ。」

っと言いながら、リーナは俺に対してスキルを放とうと両手を俺の方へ向けた。


「え・・・!!」


リーナを両手を俺の方へ向けたまま、静止した状態だ。

場内の生徒達もザワザワしてるな。


「どうしたの?スキルを発動しないのかい?」


「くっ!ど、どうなってるのよ。何で・・・はっ!もしかして!!」


やっと気付いたって感じかな。


「気付いたみたいだね。」


「こ、このスキルもしかして私のスキル発動を無効化してるの?!」


「そう。蛍炎滅火の瞬は、この白い蛍火を空中に漂わせ、指定した空間においてスキルを全て無効化するスキルだ。」


「相手のスキルの無効化?!そんなスキル聞いた事ないわ!人のスキルに干渉するスキルなんてありえない!」


「勝負ありだね。」


「ま、まだよ。」


まさか、鍛錬中に思いつきで作ったスキルでこうも上手くいくとは。

いや、何事もやってみるもんだな。

とにかくスキルが出せないって事なら、相手の五行紋を封じたも同然だ。

炎で攻撃したら女の子の身体に火傷なんかを負わせる事になりそうだし、風の五行属性で場外にするか。


「悪いけど終わらせてもらうよ。風属性・・・」


「キョウ君!!」

っと突然後ろからユナが大声で俺を呼んだ。

(え?ユナ・・・?急にどうしたんだ・・・はっ!!)


俺は風属性のスキルを発動しようとしたが、止めた。


(やべぇ!そうだった、俺は今炎の五行属性者って事になってるんだった。)


相手の女の子を傷付けずさらには早く勝負を終わらせたくて忘れてた。

ユナが後ろから大声で呼んでくれなかったらそのまま風属性のスキルを使用してた。


(風属性が使えないし、炎スキルだけでどうやってあの子を場外に出す・・・。)


勝てる状況なのに勝ちにいけない。

これはキツイ・・・。


「あら、今何かしようとしたけどどうしたのかしら?」


(ヤバイなぁ。このまま立ち尽くす訳にもいかないし、それに蛍炎滅火の瞬のスキル維持がそろそろ終わりそうだし。)


そう思ってる矢先に一つずつ白い蛍火がゆっくりと消えていく。


「フフ、何故何もしてこないのか分からないけどキョウ君の放ったスキルはどうやら永続的な類ではないようね。見てる感じ後3分以内で終わりそうね。」


(ご明察・・・。頭も勘もいいなこの子。どうしたもんかな。)

っとどうしたらいいか迷ってると突然セリア先生が俺とリーナの間に立った。


「え、何?」


「セ、セリア先生?」


「リーナ、降参しなさい。貴女の負けよ。」


「なっ!まだ勝負はついていないわ!」


(な、何だ何だ・・・。)


「いいえ。五行紋が封じられた時点で貴女の負け。今の貴女は無属性者と同じ状態よ。彼は今この状況で勝とうと思えば炎属性のスキルを発動して勝てるけど行動しないのは貴女を炎のスキルで傷付けたくないからよ。」


ふむ。さすがはセリア先生だ。

俺が突っ立てただけで俺の考えを読んだか。

やはり、熟練の五行属性者は伊達じゃないな。


「い、嫌よ!降参なんかしたら・・・。私はキョウ君と夫婦になるの!」


「それは戦いで決める様な事じゃないし、本当に彼に好意があるのなら筋を通しなさい!!」


(うわぁ。怖えぇ・・・。言ってる事は正論なんだけど、何か堂々とそういう話をされると恥ずかしいな・・・。)


リーナは少しの間口を閉ざした。

そしてそれを見てセリア先生が口を開いた。


「負けを・・・認めるわね?」


(コクン・・・。)


(う、頷いた?って事は。)


「ホルペイト=リーナの降参により、勝者!エンペル=キョウ!!」


(ワアーーーーー!!!)


すごい歓声だ。

まぁ、それはさておき無事に終わってよかったわ。はぁ。














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