生と死の大会.16(エンペル=キョウ対ホルペイト=リーナ)
勝負はココ=ミエルの勝ちで終了してしばしの場内整備がまた入る事になった。
「オラー!キャメル!よくも俺の顔に泥を塗ってくれたな!」
「ヒィィ!す、すいません!!エルリス先輩!」
っと場内全体に聞えるくらい大きな声でキャメルが怒鳴られてる。
お~お~、エルリスに滅茶苦茶怒鳴られてるな。
エルリスもエルリスで後輩が頑張ったんだから、怒るばかりじゃなく褒めてやってもいいだろうに。
まぁ、俺も前世では仕事上、怒る側の気持ちも怒られる側の気持ちも分かるから、何もいえないけどね。
5分後…ー
お、どうやら場内整備は終わったようだな。
以外にも早くアナウンスが流れた。
っと、同時にセリア先生が闘技場の真ん中へとすぐに上がって大きな声で喋った。
「次の試合へ進みます!呼ばれた生徒は闘技場へ!エンペル=キョウ!ホルペイト=リーナ!」
「俺の番か。」
ちょっと緊張するけど、まぁ何とかなるか。
「キョウ君、気を付けてね。」
っとペンが心配そうに俺に言ってきた。
いやはや友情ってこういう事を言うんだなぁ。
「うん。大丈夫だよ。無理そうなら急いで辞退するしね。」
そう言いながら俺は闘技場へと上がった。
向こうの対決するホルペイト=リーナって子はすでにいる。
(ん?あれ?っていうかホルペイトって・・・?)
セリア先生と同じ家名だな・・・気になる。とてつもなく聞きたいけど、戦い寸前にセリア先生に質問したら「今は試合に集中しなさい。」って怒られそうだしな。
って俺が顔を下に向けて考えてると相手の子が話しかけてきた。
「いい戦いをしましょうね。」
「え、あ、うん。宜しく。」
(ふむ。戦う相手が女性って・・・どうしたもんかな・・・。)
女性だから傷付けるのは俺的に嫌だけど、ここまで残った生徒だから絶対に強いはずだし・・・。
「では!始め!!」
(おぉ、始まってしまった。)
っと、セリア先生の合図で戦いの幕が開いた。
さて、とりあえず俺的には両者共にケガとかせず無難に終わりたい所だけど。
(相手の属性も分からないし、様子を見るか・・・。)
「水魚。」
「え!!」
(いきなりかい!ってか五行紋の開放速度が速すぎるだろ!)
丁度鯉のぼりの感じの水色の魚みたいのが俺目掛けて飛んできた。
「うわ!」
俺は何とかギリギリで避けた。
(バッシャーン!!)
(ちゅ、躊躇なく開始と同時に攻撃かよ!おいおい・・・。)
っと思いながらも俺は何となく後ろを振り返った。
(げ!今の攻撃スキルで当たった壁が完全に粉々に破壊されてる!)
かなり油断していたけど気づかず受けてたらかなりの大事故になってたぞこれ。
ホルペイト=リーナか・・・。
おっとりした感じのミドルショートヘアの眼鏡女子だと思ってたら、おそらくこの一年生の中でかなり上位の人間じゃないのか。
とりあえず詳細を気にしても仕方ないし、頑張ってみるしかないか。
「五行紋解放!!」




