表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
転生して五行属性者になっちゃった  作者: カナト
グロリペンス学園の章~大会前編~
54/84

特異属性者の空間.3

変な紋様が出てきてから、炎のスキルを発動させてみたけども。


俺は「全」の五行紋を開放して炎を右手に出してみた。

っていうか、ユナがジロジロと見てくるから変に緊張してしまうぞこれ。

とりあえず使った事のあるスキルの練度を上げる為にも一度発動してみるか。


「キョウ君!ちょっと待って!」


っとここでユナが声を大きく出して言ってきた。


「どうしたんですか?」


「キョウ君って特異属性者でしょ?」


「え、そうですけど。」

(オイオイ。どした急に。何の確認だ。)


「間違ってたらごめんなさいね。もしかしてキョウ君の五行紋って、「全」・・・の属性?」


「はい、そうですけど。俺言ってないのによく分かりましたね。」


「うん・・・。正直キョウ君が特異属性者の時点でキョウ君の五行紋を見たとしてもどの五行紋なのか分からないから、あえて聞く事はしなかったんだけどキョウ君が炎属性の炎を出したから、もしかしてって思ったの。」


「なるほど。」


賢いユナの事だから五行属性から特異属性の各属性等なんかは自分で調べていて、炎を出せる可能性として考えた結果、「全」の五行紋が濃厚だと思ったんだろうな。


「確か「全」の特異属性は何色にも染まる属性って書物で見た事があるわ。やっと意味が分かったわ。」


「やっぱり皆知ってるもんなんですか?」


「歴史や書物を読んだ人なら知ってるわ。だけど特異属性者なんてレアな方だからそこまで意識して覚える人もいないのも事実。私は知識として将来特異属性者と出会う可能性も踏まえた上だったから、覚えてたんだけどね。」


「じゃ、もしかして「全」以外の特異属性の詳細みたいなのも分かるんですか?」


「「全」以外では「重」、「吸」、「滅」、「生」、「無」があったはずだわ。私も書物で読んだ部分しか分からないけどそれでもいいなら共有するわよ。」


「マジですか!ぜひお願いします。」


(ミコトのヤツが教えてくれなかったから、自分で少しずつ調べていこうと思ってたけどこれは大収穫だいしゅうかくだぞ。)


「分かったわ。でもその前に今は目の前の事に集中して空間での時間を有意義ゆういぎに使いましょう。」


「あ、そうですよね。」


いかんいかん。予想外の事が起きたせいか本来の目的を忘れてしまっていた。

俺もまだまだだな。


「とりあえずキョウ君がする事は「全」の五行紋である特異属性者として基本五行属性を完全に使いこなせる様になる事。もちろんサポートとして私も協力するわ。」


「はい、お願いします。」

(俺は陽の特異属性者だから陰の属性スキルを使えないんだけど・・・まぁいっか。)


こうして完全に「全」の特異属性を扱えていない俺はユナにサポートしてもらいながら基本五行属性を覚える事になった。






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ