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転生して五行属性者になっちゃった  作者: カナト
グロリペンス学園の章~大会前編~
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疑問

教室に戻るとナッグ先生が椅子に座っていた。


「戻ってくると思ってたんだよね。」


「ハハ。読まれてましたか。さすがです。」


して俺はさっそく質問をしようとするんだけど・・・。


「あれでしょ?何故それぞれが違う鍛錬方法なのかでしょ?」


(はい。ごもっともです。)


「質問は必要なさそうですね。で、意味はあるんだと思いますけど気になりまして。」


「同じ転生者のキョウ君なら理解してくれると思ったんだけどな。」

っと先生は少し残念そうな表情で俺をジッと見る。


(いや、分からんて。こっちの世界に転生してから日が浅いんだぞ。)

っと言いたいけど仮にも年上だし言えないわなぁ。

俺は先生の期待を裏切った気分にもなってしまい、頭をポリポリ掻いて申し訳なさそうな顔をした。

って感じでいると、静かに溜息をついた後ナッグ先生は口を開いた。


「教えたら正直意味がないんだけど、まぁキョウ君なら大丈夫だろうしいいかな。」


よく分からんが俺も口は固い方だし大丈夫な自信はある。さぁなんだ。

俺的にはあえて違う環境で鍛錬させて精神的に強くなってもらいとかみたいなのを予想してるんだけどな。


「あれはね、それぞれの五行属性に合わせた鍛錬方法なんだよね。」


「・・・・・。」


「・・・・・。」


「え、それだけですか?」


「え?それだけだよ?」


(マジか。答えがシンプル過ぎて続きがあるんだとばかり・・・。)


でも、今の一言で何となくさっした。

多分、五行属性によって最適な鍛錬方法があり、それをクリアする事で各段に成長できるんだろう。

多分場所自体を自身で探し出すのも五行属性強化に必要な事として含まれているんだろうな。

とりあえず、俺自身まだ特異属性者として完全に理解している訳じゃないし、いい機会だと思って頑張ってみよう。


「ありがとうございます。よく分かりました。俺は俺なりに言われた空間を探し出して通ってみます。」


「うん。キョウ君なら大丈夫だと思うよ。」


「じゃ、俺はこれで失礼します。」

俺はトコトコと向かって教室の出口のドアに手をかけた。


「あ、ちょっと待って!」


「はい?」


「特異属性者としてミコト様から祝福を受けているキョウ君なら当然知ってるとは思うけどね。ちょっと気になっちゃって。」


「何ですか?」

(もう自分の部屋に戻ってゆっくりしたいんだが。)


「祝福を受けに行った時に自分の空間を見つけたと思うんだけど、魔力感知はどうやって覚えたの?」


「・・・・・はい?」


「いや、だから魔力感知はどこで覚えたのかなぁって・・・。僕がそうだったんだけど校長先生に教えてもらって知ったんだよね。」


「・・・・・。」


魔力感知?何それ?

祝福を受けに行った時ってあれだよな。一生懸命探し回った時だよな。

確か、知らない圧迫感のあるおっちゃんに気配を感じろ的な事を言われて部屋を見つけた気が・・・。

もしかして、それが魔力感知ってヤツだったのか。

ナッグ先生も同じ転生者だし、知ってるフリをするよりは正直に対応した方が自分の為だろうな。


「すいません。魔力感知っていうの知らないんですよね。」


「え?じゃどうやって祝福を受ける空間を?」


かなりマジメな疑問みたいだ。

ナッグ先生がかなり困惑してるぞ。

俺は仕方ないので先生にその時の事を話した。


・・・・-












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