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転生して五行属性者になっちゃった  作者: カナト
五行の儀式の章
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異世界の神様いた!

中へ入ると、教会とは言い難い部屋だ。

っていうか、色々な本が散らかされていて、少し埃っぽいし、机も椅子もグチャグチャだ。


(ほ、ホントにこの場所であってるのか?)


これは俺じゃなくても疑問に感じるだろう。

なんせ、どうみても誰かが使ってる部屋なのだから。

これは部屋を間違った可能性大だな。

よしすぐに部屋を出て、改めて他の部屋を探してみよう。

俺はすぐに入り口の大きな扉に手をかけた。


「あ、あれ?開かん??」


さっきは羽の様に簡単に開いた扉だったのに、次は押しても引いても反応なし。

力いっぱいやったんだが、びくともしない。


(困った・・・。出るに出れなくなったぞ。)


なんせ俺の常識が通用しない異世界だ。もしかしたら不思議な術で一度開いた扉は開かない様になってるのかもしれない。

そう考えた俺は、他に出口があるのかもしれないと思い、部屋の中をガサガサとうろつき始めた。


40分程経過・・・-


マジで何もない。部屋自体は広くもなく狭くもなくって感じなので十分隅から隅を探索できた。

出口は間違いなく入り口しかない。

ついさっき、改めて扉を押したり引いたりしたけど、やはりビクともしない。

完全にお手上げだ。

俺はもう誰かがこの部屋に来るまで大人しく待つしかないと思い、その場に座り込んだ。


(なんだか、天井から気配を感じる様な・・・。)


諦めて落ち着いたせいなのか、やたら天井の方が気になる。

そこで俺はチラっと顔を上に向けた。


「え!」


っと思わず声が漏れてしまった。

何と天井に魔法陣みたいな大きな紋様が描かれていたからだ。

っというか、よく天井にこんなに精密に描いたもんだ。

何か長いキャタツでも使って頑張って描いたんだろうか。

どう見ても、天井までの高さは3メートル以上あるしな。

俺は何となく左腕を天井に向けた。


(ピカー!)

「うあ!」


突然天井の紋様が眩しいくらいに光った。

あまりにも眩しすぎて俺は目を閉じてしまった。

そしてゆっくりと目を開けてみたんだけど、さすがに訳が分からん状況になってる。

確かに部屋にいたのに、真っ白な空間みたいな場所に座り込んでるのだ。


「ど、どうなってんだ、これ。」


俺の目の錯覚なのか。それともいつの間にか寝てしまい夢でも見ているのか。

とりあえず俺は自分のほほを軽くつねってみた。


(痛い・・・。)


うん。間違いなく夢ではない。目をゴシゴシしながら一呼吸おいて冷静に改めて回りを見たけど、景色を変わらない。目の錯覚でもない。

訳が分からん。


「やっと来たか。待ちくたびれたぞ。」


ふと声がしたので、俺は後ろを振り返った。

というか、メチャクチャ聞いた事のある声だ。

振り向きざまと同時に、もしかしてと感じながら後ろを向いたらやっぱり・・・。


「久々じゃの!」


「ミ、ミコト!」


まさかの前世で俺に選択肢を与えた張本人の異世界の神様を名乗っていたミコトだった。

まさか、さっきの部屋で俺は意味不明に死んでしまったのか。

転生してまだ13年しか生きていないのに。


「何をそんなにショックを受けた様な顔をしてるのじゃ?」


(何いってんだ、コイツ。転生してこの若さで意味不明に死んだら誰だってショック受けるだろ普通。)


「もしかして、自分が死んだとか思っているんじゃないのか?前世では私と出会った時はお前はすでに死んで魂の状態だったしな!フハハハ!。」


(コイツは・・・、さりげなく笑いながら言いやがって。)


「心配するな。お前は死んではいないぞ。ここはお前専用の異空間じゃ。お前だけではなく、この世界に存在する人間は自分の空間にて神からの祝福を受けて五行属性を得るんじゃ。」


なんと!そういう事だったのか。かなりヒヤヒヤショックを無駄に受けたぞ。

でも、それだったらかなりの人数に対してミコトはこうやって一人一人に現れては神の祝福とやらを与えてるのか。

かなり大変だな。

正直、前世で俺が仕事をしていた会社はかなりブラックな会社だったが、ミコトはそれ以上にブラックな務めをしているんじゃないか。


「えーっと、何かお疲れ様です。」


「んん??恭一・・・いやキョウよ。お前何か誤解しとるみたいじゃの。私がこうやって人間の前に姿を現わすのはまれだぞ。」


「え、そうなのか。」


「この異世界で唯一の転生者じゃからの。おそらく分からん事もあると思ってな。」


おー、それはかなりありがたい。

聞きたい事が沢山あるが、転生してからのこの世界での当たり前に完全に慣れていないし、基本的は事も正直理解できていない。

さすがはこの世界の神様だ。

心配してきてくれたのか。



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