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転生して五行属性者になっちゃった  作者: カナト
グロリペンス学園の章~クラス編~
29/84

伝統.3

グロギシア=ラルドは雷球をすでに放っている。

対して俺は偶然か分からないけど、炎の盾の様な感じのスキルを発動できた。

ん?あれ待てよ。炎に雷って・・・。


(ドーーン!!!)


(やっぱりだぁ!爆発した!)


グロギシア=ラルドの攻撃が消えたのはいいけど、お互いに驚きだこれ。

凄い熱風だけど、五行紋を開放してるおかげか、火傷とかしていない。

もしかして五行紋を開放してる時は防御力みたいなのも上がるのかもしれんぞ。


(よかった。いやマジでよかった。とにかくこの手合わせを早く終わらせよう。)


俺はすぐに攻撃態勢に入って、五行紋に魔力を流し、そのまま炎をイメージした。


俺は左手に炎の玉を出して、上空に放った。


「グロギシア=ラルド行くぞ!炎雨えんう!」


すると、上空から、炎の雨がグロギシア=ラルドめがけて落ちてきた。


「うわ!!!」


まるで赤く染まった血の雨だな。

いや熱そうだ。

とはいっても、火力は加減したつもりだから、大火傷はしないはず。


「熱い!熱い!お、俺の負けだー!勘弁してくれ!」


おっと。威勢いせいのいい感じだったのに、攻撃を受けてすぐに降参とは。

うーん。やっぱりエルリスと同じなのか?


とりあえずグロギシア=ラルドが大声で負けを認めたので俺はすぐに炎の雨を止めた。


「以外と早い勝負でしたね。ではグロギシア=ラルド君が降参したのでこの勝負エンペル=キョウ君の勝ちとします。」


確かに思ったよりも勝負がすぐに決まった感じだな。

雷は怖かったけど、何とか勝ててよかった。

教室で、俺はこの生徒達には負ける気がしないと傲慢ごうまんにも思ってたが、訂正しないとな。

俺もいい年したオッサンなのに、まだまだ大人げないな。


俺は舞台を降りて、すぐにグロギシア=ラルドの所へ向かった。


「大丈夫?」


「う、うるせぇ。」


「ゴホン。ラルド君。」

っとそこで先生の一言。


「あ・・・。ちっ。」


素直じゃない子だ。

反抗期かもしれないな。

っと思いながらも、なかなかいけ好かないヤツだと俺は思った訳で。


手合わせも終わったし、お互いケガもなかったと言う事で俺達は全員教室に戻る事になった。









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