あの頃の僕は恋すらしていなかった

三章

そして、僕はようやく努力が報われたと嬉しい気持ちになり、屋上に行った。するとその女子生徒は「部活に一生懸命打ち込む姿はとてもかっこよかったです。それにサーブの速さはテニス初心者のわたしが見てもすごかったです。」と、言ってくれた。

そして、僕は「僕も、さおりさんが部活に一生懸命打ち込む姿を見てすごい、カッコいいと思ってました。もしよかったら、僕と付き合って下さい」って告白すると、「でも、ごめんなさい。」と、断られてしまった。