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異世界冒険は姉弟で!  作者: fuluri
第2章 サイトリー大陸
7/23

水瀬律 (律視点)

俺は水瀬律。柚華の双子の弟。

ある日の学校の帰り道、柚華とふたり歩いていたら、急に足元が光り出した。

慌てて飛び退いたけれど、気がついたら全方位に星が広がる幻想的な空間。

そのときはその美しさに圧倒されて呆然としてしまったけど、これは一体どういうことなんだ。



「初めまして、私はシェリ。サナトクリアという世界を創った女神。よろしくね」



はぁ?女神?!

いや、この女性の雰囲気は女神そのものだけど、神なんて存在が本当にいたなんて。

神を完全に信じていなかったわけじゃないけど、完全に信じているわけでもなかった。

でも、この状況。

むしろ、神じゃないと言われた方が信じられない。



(これ、帰れるのか?)



そう考えていると、柚華が隣にいるのを思い出した。

そうだ。柚華がいる。

能天気な俺の双子の姉は、きっと今考えることを放棄している。

考えることは基本的に俺にポイだからな。

小さい頃からそうなので特に不満はないけど、たまに頼むからもうちょっと考えてほしいと思う時もある。



(とにかく、頼みを引き受けるにしても受けないにしても、帰れる保証があるのかないのか聞いておかないと)



シェリは、思った以上に手厚く帰る保証してくれた。

良かった、小説とかによくある"帰る方法を探す"っていうのはやらなくて良いみたいだ。

もちろん、まだ信用できると決まったわけではないけど。

一応、頼み事と平行して調べておくのも良いかもしれない。

そもそも、地球の、しかも日本からサナトクリアに行った人間がいるのかどうかも分からないから、見つからない可能性の方が高い。

だから、もしシェリに約束を破られたら、俺たちは帰ることはほとんど不可能だろう。



(だとするなら、疑ってもあまり意味がない。それより、力をくれるのか。魔法が使えるのは、楽しみだな)



シェリから属性をもらい、スキルをもらい、自分の守護精霊ももらい、とたくさんもらった。

魔法も、スキルも、一応その場で試せるものは試してみた。

アイテムボックスとか、中身入ってなかったらいきなり危機になるからな。

そして、これからの行動の指針―――精霊樹に向かうこともシェリから聞いて、俺たちはサナトクリアに旅立った。



ーーーーーーーーーーーーーーーー



サナトクリアに到着した、らしい。

すぐそこにあった崖から下を覗くと、森になっていた。

その後、アイテムボックスからいかにも冒険者って感じの服を取り出し、リトが作ったドームの中で着替える。

模様の入った緑色の石のついたイヤリングも何か意味があるのかと不思議に思いながらきちんとつけた。



(別に照れてない……!)



そう思いながらも、少し赤くなってしまっているだろう耳を無視して、笑う柚華の話を聞く。

ちょっと憮然としてしまうのはしょうがないと思う。

……あぁ、このイヤリングは防御してくれるものだったのか。

本当、至れり尽くせりだな。

シェリに感謝だ。

暴君王様とかに召喚されたとかじゃなくて良かったと心底思う。



(魔法はまだ得意属性しか使えないし、武器を持っていた方がいいだろうな)



ナルやリトに得意属性以外の属性の魔法を教えてもらおうかとも思ったが、精霊は生まれつき魔法を使えるのでどう教えて良いのか分からないらしい。

武器か。剣がオーソドックスかな。

自分を鑑定した結果、武器の上達が早いらしいことが分かったので、1番使いやすそうな剣を選ぶ。

ちなみに、腕力とかスピードとかの数値で武器を決めようと思っていたけど、それは鑑定で出てこなかった。

槍とか弓とかも使えたら便利かもとは思うが、槍は狭い場所では戦いづらそうだし、弓は矢が消耗品だ。

レイピアは突きが主の武器だし、剣が1番使い勝手が良いだろう。

アイテムボックスから剣を取り出す。

初めて見る剣は、とても立派で、もっと重いかと思ったけど、案外使いこなせそうだ。

柚華も剣にするそうで、取り出した剣は、俺のものよりも少し細くて軽そうな感じがする。

柚華は元々運動神経が良いので、コツをつかむのも早いだろうし、スピードのある軽い動きができそうだな。



(軽く練習して、少しでも剣に慣れてから行こう)



そう思って練習してみると、上達が早いこと早いこと。

1時間ほどでそこそこ使えるようになった。

……といっても、まだまだ初心者レベルだけど。

あくまで、それを使って一応戦えるレベルにはなった、というくらい。

まぁでも毎日訓練を続けていれば、すぐにそれなりの使い手にはなれるだろう。



(このくらいできれば大丈夫らしいし、そろそろ行くか)



ナルが崖を降りると早いと言ったので、崖を降りることにする。

俺と柚華両方に魔法を使って翼を作る。

イメージ通りの白い大きな翼ができた。

それを使って崖を降りたのだが……。



(危ないって!!落ちたらどーするんだ、あのバカ!)



柚華は、本当に能天気にもほどがある。

翼をつけて飛ぶなんて初めてなのに、そんなにスピードを出して飛び回って、落ちでもしたらどうするんだ。

今いるメンバーの中で、治癒魔法を使えるのは柚華だけなんだぞ。

その柚華が大怪我したり、意識を失ったりしたら?

ここからはまだ街も遠いし、人もいない。

もしいたとしても、治癒魔法を使えるかどうかなんて分からない。

むしろ、使えない確率の方が高いだろう。

そうなったら、柚華は助からない可能性が高い。



(そんなことになったら、俺は……)



柚華がいたから、俺は異世界なんてところに来ても冷静でいられたし、多少なりとも余裕があった。

柚華の能天気なところに助けられて、俺の気持ちもだいぶ明るい。

これが俺一人だったら、もっと暗い気分で楽しむ余裕なんてなかっただろう。

それなのに……はぁ。

柚華はたぶん何も考えてなかったんだろうな。

楽しいとか言ってたから、ジェットコースターみたいとでも思ってたんじゃないか?



(本っ当にこの考えなしめ!………はぁ……)



脳内で心の底からのため息をついていると、柚華が抱きついてきた。

ケンカをして仲直りをした後、柚華が抱きついてくるのはいつものことだ。

もう、それが仲直りの証みたいになっている。

でもケンカした後だから、いつも、どうしても俺は憮然としてしまう。

それでも嬉しそうに笑う柚華を見ると機嫌も治ってしまうけど。



(じゃ、行くか……ん?)



柚華………。どこへ行く。

そっちは絶対ミゼじゃないだろ。

柚華は方向音痴の気も少しあったけど、ここまでではなかったはず。

崖を背にして真っ直ぐ進むだけなんだから。

多分、何も考えずにとりあえず歩き出したのだろう。

すぐにちょっと恥ずかしそうに戻ってきた。



(……こんなんで大丈夫か……?)



ちょっと呆れながら、改めて歩き出す。

しばらく話しながら歩いて、ふと、魔物と遭遇しないな、と思ったのでそう言ったら、本当に魔物っぽい雄叫びが聞こえてきて、柚華に怒られた。



(……俺のせいなのか?これ)



ちょっと理不尽だ。

でも、それよりも戦っている音の方に行った方がいいだろう。

魔法で身体を強化する。

少ない力で森だというのに結構なスピードが出る。

到着して近くの木にひょいひょいと登り、上から状況を確認する。

どうやら、馬車がゴブリンに襲われているようだ。

1匹1匹は弱く、次々倒されているが、数が多いため、疲弊もしていっているようだ。

これは手助けした方が良いだろう。

剣を片手に木から飛び降り、近くにいるものから次々斬っていく。

時々、魔法も交える。



《―――――"風斬(リッパー)"》



風の不可視の刃がゴブリンたちを切り裂く。

それで魔法が当たったゴブリンたちは倒れた。

すると、4匹同時に襲いかかってきたので、剣を横凪ぎに振って全て倒す。

だんだんと数も少なくなり、最後の一匹は柚華が倒した。



(柚華に怪我は……ないみたいだな。一応聞いておくか)



柚華も無事だった。

俺たちは襲われていた馬車の方に行く。

そうしたら、お礼と自己紹介をされ、行き先が一緒なら、と一緒に行かないかと誘われた。

……まぁ、何かあってもナルやリトが守ってくれるはずだし、自分でも戦える。

ナルやリトにかかる負担の方が多いけど、一応手助けくらいはできるはずだ。

それに、ふたりだけよりも色々と聞いたりもできるし、何かと助かることも多いだろう。



(一応、見た感じだと良い人っぽいけど……)



こういうときは簡単に信じない方がいい。

特に、ここは異世界だ。

それなりに平和だった日本よりも、よほど気を付けないといけないだろう。

まぁ柚華はすぐに信じてしまうけど。



(俺がしっかりしないとな)



柚華が、馬や怪我しているみんなを治癒すると言う。

そして、魔法を使った。

ほのかに淡く光るきれいな水は、怪我している人の傷を癒し、ふっと消えた。



(……綺麗だな)



この世界に来てから、つい見とれてしまうような綺麗な光景を見ることが多い気がする。

怪我の周りに付いていた血も、水が消えたとき、綺麗さっぱりなくなっていた。

消毒効果もあるのだろうか。

そして、ゴブリンの処理の時、ナルが俺に話しかけてきた。



『ねぇねぇ、リツ』

(どうした、ナル?)

『あの魔物達を弔ってくるね!』

(ちょっと待て、ソニアさんに聞いてみる)

『わかったー!』



ソニアさんに聞くと良いと言われたので、ナルにOKをだす。

肩から降りて、ゴブリンたちの前に行き、もとの大きさに戻ってから『きゅうっ!』と鳴いた。

すると、白い光がゴブリン達を包み、しばらくすると跡形もなく消えていた。



(何をしたんだ?)

『"弔いの聖火(ヒルフェ)"だよ!』



ナルから説明を聞き、これから魔物を倒したら確実に燃やしておこうと思った。

ナルと話をしていると、みんなが呆然としているのに気がついた。

……こんなに驚くのか。

積極的にはナルとリトに力を使わせるのは避けた方がいいな。

まぁ、俺たちが他の属性も使えるようになったら、大丈夫だろう。



(……この人は、良い人だと思って問題なさそうだ)



馬車に乗った後、色々と忠告をし、たくさんのことを教えてくれたソニアさん。

あまり触れてほしくないところには触れず、聞いたことだけ丁寧に教えてくれるソニアさんに、俺は漠然とそう思った。

俺たちと仲良くした方が得だと考えただけかもしれないけれど。



(この人と最初に出会って良かった)



そう、自然と思える空気を、この人は出している。

これで悪い人なら、俺は人を信じられなくなりそうだ。

……けど、冒険者か。



(冒険者になれば、情報も手に入るか……?)



その日の夜、テントの中で寝袋に横になりながら、俺は冒険者について考えていた。

死亡率とか高そうだし、危険も増すけど、それは自分で調整できるし、何より、精霊樹の情報も手に入りやすいだろう。

ミゼは"初心者の街"らしいから、多少は安心だ。

ギルドで魔法や戦い方なんかも教えてもらえるみたいだし、そこで少しでも強くなっておけば、今後の危険も減るだろう。

ランクも上げておくと何かと便利かもしれない。

それとも、ランクが高くなればなるほど厄介事が舞い込んでくるだろうか。

分からないけど、強くなっておくに越したことはないだろう。



(柚華は何も考えずに厄介事に突進していきそうだ)



その姿を想像して、ちょっとため息が出る。

絶対やる。柚華なら100パーセント……いや、120パーセントやる。

間違いない。

……それに、柚華が行かなくても厄介事が向こうから寄ってくることも結構あるのだ。

双子であるが故に、産まれたときから一緒にいる姉であり、親友のような存在。

柚華は、身内びいきを抜いても、かわいいと思う。

俺よりも話しかけやすい雰囲気をしているからか、街中で声をかけられたり、絡まれたりすることも多い。

柚華は警戒心が足りないから、『道を教えて』と言われれば、教えるためにわざわざ案内しようとする。

『道を教えて』なんて、古いナンパの手口に引っかかるやつがいるなんて……。

そのせいで、何度連れていかれそうになっていたことか。

後で柚華に説教すると、『でも、本当に困ってるかもしれないでしょ?』って。

確かにそういう場合もあるけど、それでもあの雰囲気は完全にナンパだっただろ!

けど、俺が一緒にいるのを見て引いていくことも多かった。

多分、彼氏だとでも思ったんじゃないか?



(本当、一緒で良かった。柚華ひとりで異世界に来ていたなら、考えたくはないけど、ひどいことになっていた可能性もあるし)



俺が一緒にいることで抑止力になるならいくらでも一緒にいてやる。

……それでも声をかけるやつがいる辺り、本当に油断できない。

邪な考えで柚華に近寄るな。

もしも、柚華が好意を持つ男が現れたら、俺が見極めよう。

俺が柚華を任せられると思えないなら、俺は全力で妨害する。

……でも、今はそんなこと想像もできないし、したいとも思わない。

"俺の姉さん"は、まだ、誰かに渡したくはないと思う。

ずっと一緒にいたんだから、もっと長く一緒にいたって良いだろう。

……ちょっと、父親みたいだな。

もしくは、彼氏みたいだ。シスコンか、俺は。



(……いやいや、そうじゃないだろ)



いつのまにか思考がそれている。

……まぁ要するに、柚華は厄介事に巻き込まれやすいし、片割れである柚華を守るのは俺の仕事だ、ということだ。



(……あ。そうだ。シェリに連絡を取ってみないと)



忘れていたが、それ用のスキルをもらったよな。

確認のためにも、1回使ってみよう。



(シェリ、聞こえるか?)

(……聞こえるわ、リツね?)

(あぁ。サナトクリアに着いたぞ)

(そのようね。良い人に出会ったようだし。その人との縁は大事にした方がいいわ。きっと色々と助けてくれるから)

(何で言い切れるんだ?)

(ふふ、それは自分で確かめなさい。私から言うことではないから。私が言えるのは、その人が良い人だ、っていうことだけ)

(……そうか)

(それよりも、さっきからサナトクリアが見えづらいのよ、なんだかもやがかかったような感じで……)

(もや?こっちには何も異常はないけど……)

(なんだか声も……ザザッ聞き取りづらいわね……)

(なんか雑音が入ってるな)

(ザザッ…リツ……教会…ザザッ探し……ブツッ……)

(なんだ?シェリ?……シェリ!)



……切れた?

何が起こってるんだ、一体。

その後、何度やってもシェリに繋がることはなかった。

……何が起こってる、どうしたら良い?

……『教会』、シェリは確かにそう言ったはずだ。

それと、『探せ』とも。

教会を探せば何か分かるのか?

柚華に言った方が良いだろうか。

……何も分からない以上、状況が少し落ち着くまでは黙っておくか。

今言っても、不安にするだけだ。



(これから先シェリと連絡がとれないのはキツいな)



色々ありすぎて、頭が働かない。

……もう寝よう。

そう思うと、隣から柚華の寝息が聞こえてきた。

ちょっと安心して、柚華を見る。



(……おやすみ、柚華)



ーーーーーーーーーーーーーーーー



次の日、起きてソニアさんに挨拶をし、朝食を食べ終わると、柚華が起きてきた。珍しい。

いつもはもっと寝ているのに。

環境が違うからだろうか。

……いや、でも、そんな環境でも熟睡はしてたよな。

リトとナルも腰につけたポーチの中で睡眠中だ。

柚華も朝食を食べ終わり、出発の準備をし、サミさんにからかわれながら出発した。



「そうか、リツは風が得意属性なんだね」

「はい、柚華は水が得意属性です」

「あぁ、昨日皆に治癒魔法をかけていたね」



そう、ソニアさんと会話していると、肩に重みを感じた。

途中から会話にあまり参加せず、うとうとしていたけど、とうとう寝たか。

……サミさんにからかわれ、「寝ない」と言っていたはずなのに。

まだ馬車にのって2時間もたってないぞ、まったく。

そのとき、道に石でもあったのか、ガタン!と馬車が揺れた。

その拍子に、柚華の頭が俺の肩から膝へずり落ちた。

………はぁ、しょうがないな。



「ふふ、柚華は熟睡だね」

「本当に寝るなんて思いませんでしたよ……」

「……ねぇリツ、聞きたいのだけど」

「何ですか?」

「ミゼに着いて、それから、どうするんだい?」

「とりあえずギルドに行って登録をして、宿を探すと思います」

「そうだね。もしよかったら、僕の家へ来ないかい?

宿に泊まるにもお金がいるし、着いてから探すとなると時間も遅くなるだろう?

何か困ったことがあった時、離れているよりも一緒にいた方が助けやすい」

「良いんですか?はっきり言って、俺たちは知っているはずのことを知らなかったり、怪しいでしょう?」

「……何か事情がありそうだからね。その事情は話さなくても良いし、好きなときに話してくれても良い。君たちが判断することだからね」

「…………」



話すべきか、話さないべきか。

悩みに悩んだ末、俺は話すことに決めた。

ソニアさんを信じたのと、シェリが昨夜言っていたことと、誰かにばらされても逆に情報が集まるかもしれないという打算もある。

そしてシェリのことなどを話し終わり、協力してくれないかと頼むと、ソニアさんは態度を豹変させる……ようなこともなく、穏やかに頷き、



「協力しよう」



と言ってくれた。ソニアさんいわく、「この世界の問題なのにリツやユズカに任せっぱなしなんて訳にもいかないだろう?」とのことだった。

信じてくれるのか。こんな荒唐無稽な話を。

いや、この世界では女神が存在することは常識らしいから、シェリの名前が効いたのかもしれないけど。

協力を頼んだのはダメ元だったので、正直驚いた。

こうして、俺たちはソニアさんという協力者を手に入れたのだった。



………後で能天気に寝ている柚華にも話しておかないと………。

教会のこともついたら探そう。

あー、やることがたくさんあるな……はぁ。

柚華は幸せそうに寝ている。何だか釈然としない。

俺はその頬をびよーんとつねって少し八つ当たりしておいた。




今回ちょっと書きたいことが多くて長くなりました。

律は柚華がぽけっとしている間いろいろと考えて行動していました。

柚華ばかり助けられているように見えますが、律も柚華の明るさに助けられています。

笑う柚華に呆れる律の構図が書いてて楽しいです。



次は、ソニアの家です。

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