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第1話  アホの始まり

 この話の主要…、てかアホなオレと友人が高校生活でいろいろ頑張ってしまうバカなお話です。 

 てなわけで


 第1話目  スタート  

 一時間目と二時間目の休憩時間……

 オレの前の席にドカっと座って言った。 

 「オレらってバカだよなあ???」といきなり言ってくる。


 いやお前程バカではないが……一応うなずく。   

 「だから塾に入らねえ??」

  

 一瞬時が、オレの世界が止まった…まさか友人の口から

「塾」という単語が出てくるとは……


 「おいおい、いきなり何を言いだすんだよ?」と笑顔で動揺を隠すオレ。 


 「だ・か・ら?、塾に入ろうぜって言ってんだよ!!!」


 「だから」の間にある

「・」がムチャクチャキモイ 

 それに雨降るぜ…


 本当に雨が降ってきた…

 そのことに、ちょっとビックリ、ちょっと安堵。 

 「何かいい塾あんのかよ???」と落ち着いて返すオレ…


 「そりゃあ、決まってんだろ」

 イヤ、お前に決められたら終わりだから? 


 「オレの塾!!」と友人は大声でなおかつ高らかに言ってのけた…



 この時、クラスの気持ちが1つになった。 

 「嘘つくな!!」


 周りから


 「嘘は良くねえって、〇〇?」


 「マジ、ウケル?」


 「ドンダケ?ぇ」


 「あり得ねぇ?」


 「嘘だって?、だって〇〇ってバカじゃん!」などが聞こえてくる…


 このことから友人がみんなから、普段からどう思われてるのかがこれ以上ないくらいに分かった。友人よありがとう!そしてドンマイ……


 周りからの容赦ない意見により傷ついた友人…かわいそう、肩が震えてる…


 慰めようと肩を叩こうとしたその時、友人は急に顔を振り上げた…


 まさに鬼の形相…友人は悲しかったんじゃない、ムカついてたんだ。 


 「テ、テ、テ、テメーラざけんなよ!!」


 いやふざけてなんかサラサラないが……


 「このTEL番に今すぐ電話かけてみろ!!嘘じゃないこと証明してやらあ!」

 証明するのお前じゃないんだ……


 そして友人から番号が書いてある紙をひったくってかけてみた。 

 周りの奴らもどんどんこっちに来て、かけ始めた… 

 1コール目、出ない…  「今話中みたいだぜ」 そりゃそうだ、こんな人数でかけてたら…


 2コール目、まだ出ない……


 3コール目、まだまだ出ない……

 周りの奴らがオレの携帯が繋がってることに気付く…そして一斉に近寄ってくる…


 4コール目、5コール目、6コール目……全く出ない……


 諦めかけた7コール目、ついに出た!!


 『はい、こちら駅前〇×ゼミです』と大きな慌てた声……


 大きな声だったので周りにも聞こえたんだろう…一斉に友人の方を向く…   

 友人は手を頭の後ろに組み、足を組んで偉そうにふんぞりかえっていた。   

 オレは驚きの余り携帯を切ってしまった…

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