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第8話 張り裂けそうな想い

某ゲームと言うのは、任天堂で出てる、ゲームキューブ版とPS2版があるというあれです(笑)

「夜空を駆ける流れ星を今、見つけられたら何を祈るだろう・・・・」


私は、某ゲームの主題歌を歌っていた。


「なつかしいなぁ〜!西田と歌った最後の曲だぁ・・・。」


私は、ポストの前に仁王立ちするといきおいよく手紙をポストの中に突っ込んでパンパンっと手を叩いた。・・・・神社のお参りを思い出してくれれば解ると思う。


《手紙が、ちゃんと届きますように!!》





翌日、さすがに伊南川の返事は返ってこなかったけど、一通の手紙が入っていた。私は宛名を見て鳥肌が立った。


「信じられない・・・。」

なぜなら、その手紙の宛名が今は亡きあの西田だったからだ。


「なんで・・・?」


私は、すぐに消印を見てみた。


「消印は・・・事故に遭う・・・前日?」


私は部屋に戻ると、すぐに部屋に鍵をかけゆっくりと手紙を読み始めた。















〔本多へ、お前とはいつも馬鹿らしい話しかしてなかったな・・。だけど俺は、お前の事が好きだった。






追伸。伊南川とは、仲良くしてくれよな!

                  byにしだ☆〕


私は、西田の最期の手紙を読み終わった時、涙で前が見えなくなった。


私は、自分のした事があまりにも・・・伊南川を苦しめていた事を悟った。







《伊南川が、あの時一人だけ歌ってなかったのは、悲しみを抑えるのでいっぱいいっぱいだったから・・・









私の勘違いを否定しないで、言われた通りに悪役を演じたのは・・・きっと、私のイライラを吸い取るた・・・・め・・・》



私は、改めて自分が今までしてきた事がどんなに重い事かを・・・知った。


そして、


伊南川は・・・西田にとって大切な友達だったんだ・・・・・


《お願い、伊南川・・・帰ってきて!!》



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