表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
5/10

第5話 わかり始めた何か

次の日、私はいつもより早く来て、伊南川を待ち伏せる形をとった。


だが、その日は伊南川は来なかった。


私は、伊南川が学校に来てなかったのを不審に思った。


《おかしい・・・なんで来てないの?》


「もしかして・・・」


私は、写真を見つめた。



帰り、私は先生に必死に頼み込んで聞いた伊南川の家の前に来た。


《マンションなんだぁ・・・。》


私は、素直に伊南川の家を見て感心していた。



ピンポーン・・・


チャイムを鳴らすが一向に出る気配なし。


「どうして?」

私は考えた。そして、1つの答えにありついた。


「なんで、いないのよぅ!!」

私は回りを気にせずドアを叩きまくり、ドアノブをガチャガチャ回しまくった。




「お宅、優斗君の彼女?」

「いえ、違います!」

手をぶんぶん振って力いっぱい否定した。


「伊南川さん家に用があるの?」


この人は、隣に住む太田さんと言う人らしい。


私は太田さんの見た目の迫力に押されながらこう聞いた。


「あの、優斗君いますか?忘れ物を渡しに来たんですけど・・・」


太田さんの口からとんでもない台詞が出てきた。




「お隣なら今日の朝引っ越したわよ?」


「えっ?」


私は、さっきまでドアを叩いてた手の動きを止め、ドアノブを握っていた手の力が抜けた・・・。


「ど、何処に引っ越したんですか!?」


私はかなり必死で太田さんに聞いた。


「う〜ん・・・そこまでは分からないわね。」


太田さんから帰ってきた答えはかなりシンプルだった。



「なんで伊南川が引越ししたの?」


やっぱり西田が関係してるのか・・・?

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ