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人類最後の恋人は、星を救う少女だった――彼女が世界を直して、僕が彼女を壊した話

作者:妙原奇天
世界が静かに壊れていく音を、僕は彼女の呼吸の中に聞いた。
海は濁り、空は裂け、人々は逃げていったのに――彼女だけは笑っていた。
「わたしが、世界を直すから」
その言葉どおり、彼女の体は少しずつ機械に変わり、皮膚の下で光が脈を打った。
触れれば温もりの代わりに、微かな振動が伝わる。
それでも僕は、彼女の手を離せなかった。
滅びゆく星の片隅で、僕らは恋をして、愛して、壊れていった。
彼女の心臓が止まった瞬間、世界はまた息を吹き返した。
そして僕は、笑ったまま眠る彼女を抱きしめて、
まだ少しだけ温かいその頬に、最期の言葉を落とした――「ありがとう」。
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