【ヒナタ】起床
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■「家編」について
バーチャルドールと「家で一緒に生活するレッスン」を行います。
【主な目的】
○バーチャルドールに、人間らしい生活を教えるため。
○人間であるマスターとバーチャルドールが、お互いの事を知って交流するため。
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◆――◆ ミコトからの依頼書 ◆――◆
【対象者】
マスター・ヒナタ
【レッスン内容】
ヒナタと一緒に起床する。
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【 レッスンメニュー 】
① 起こす
② 起こされる
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① 起こす
私がヒナタを起こすために、起きなさいと声をかけて布団をポンポンと軽く叩く。
ヒナタは頭を隠して布団の中に潜っていってしまった。
もぞもぞと温かい布団の感触を楽しんでいる。
まるで猫のようだと思いつつ、布団の中に両手を入れると、ヒナタを布団の中から引っ張り出す。
また、布団の中に戻ろうとするので、背中からしっかりと抱きしめるようにして阻止する。
そのまま寝てしまわないように、声をかけながらヒナタの体をゆすって覚醒を促す。
ヒナタ「マスター、おはよぅ~……♪」
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② 起こされる
ヒナタ「マスター、朝だよ~♪ 起きないの~? まだ寝るの~?」
布団の上からゆすって、ヒナタが起こそうとしてくれている。
起きるよ~とヒナタに返事をしつつも、まだ覚醒しきってない頭が起きるか寝るかの葛藤をしている。
ヒナタ「マスター、もう少し寝るの~? ヒナタも一緒に寝ようかな~♪」
私の布団にヒナタが潜り込んでくる。
ヒナタ「マスターのお布団、とってもぬくぬく~♪」
このままだと二人して二度寝してしまうと思い、私は意思を強くもって体を起こす。
そして、すでに寝かけているヒナタを抱き起こした。
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