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MD ベア・ナックル

MDのレトロゲームをやってみた感想文です。

ベルスクアクションの中で一番好きです。というか、好感が持てます。これは本当に爽快。

他のファイナルファイトシリーズやダブルドラゴンシリーズと何が決定的に違うかと言えば、決定的に違うのは『敵の数』です。ファイナルファイトやダブルドラゴンも面白くない訳ではないのですが、ちょっと違和感を感じるところがあって、それは敵が画面上に一度に3人しか出てこないところです。まあ、処理が追いつかないなどの事情があるのでしょうが、3人のうち一人倒せば次の敵が補充されて現れるみたいな感じがなんとなくシステム的な違和感があったのですが、このベア・ナックルは凄いんです。一度の現れる敵が10人。一個所に纏めないとゴッチャゴチャで歩行者天国みたいな状態になります。そんな大人数を上手く一個所に纏めて、一気に纏めて殴り倒す爽快感。現実的ではないですが、雑魚を一層する爽快感はどんなジャンルのゲームにも共通する面白味の一つなんだと思います。ドラクエで云うところの『はかいてっきゅう』で雑魚を一掃するみたいな。

そんなゲームなので、このゲームは必殺技も変わっていて、必殺技を発動すると隣の画面まで仲間のパトカー(主人公は刑事)が来てロケットランチャーを撃って現在画面内の雑魚を一掃してくれるという、もはや技でもなんでもない仕様となっています。まあ、大量の雑魚を一掃するとなると『技』よりも『兵器』のほうが現実的なリアル設定ではありますが。

そして、このゲームの敵はボスも含め皆、ある程度人間的な体力に設定されているのが快適さへの効果大なんです。ミサイルの爆撃など受けたればもう立ち上がる者はいないというあたりも凄く絶妙な設定で良いです。ファイナルファイトみたいにボスなんて体力ゲージが白色で何十回殴り倒しても元気に動き回るみたいな事はなく、ベア・ナックルの敵はもっと人間的で、思いっきり数発殴られればもう立てなくなるし、ナイフで切ったり金属バットで殴れば一発で沈みます。このような『普通の人』的な体力設定があるため、他のベルスクアクションよりサクサク先に進めるのでダレないですし、ゲーム難易度を上げても敵の耐久度は変わらず敵の数が増えるだけなので、一度に倒せる敵の数が増えて爽快感が増すという凄く良く出来たシステムになっています。

あえてこのゲームの欠点を捜そうと3回ほどクリアしてみましたが、欠点は殆ど無いと言っても過言ではないです。

強いて言うなら、スクロール毎に細かく制限時間があるため、大量の敵を一個所に誘導して一気に倒したいと思っても、逃げ回りながら全ての敵を引き付けて一個所に集めるような戦略では達成する前にタイムオーバーになってしまうというくらいでしょうか。あと、このゲームは基本的に難易度が低く、全クリは容易に出来て最終的にスコアで競うようなゲームでもあるので、要は敵がより多く出現する高難易度設定=ハイスコアみたいな単純な計算が成ってしまうのも欠点と言えば欠点と言えますが、それでも全体の出来から見れば気にするほどの欠点ではありません。

ストーリー的には、街のマフィアを地元警察の刑事が撲滅しに行くという王道ストーリーではあるのですが、マフィアの事務所に乗り込んでいって、ラスボスは龍が如くの渡瀬みたいな『これぞ極道』って感じの容姿でとにかく硬派な仕上がですし、業界初と言いますか、このゲームのBGMは終始静かめなダンスビートのBGMなのですが、これがまたクールな感じで、とにかく演出としては100点満点。

全てが奇跡的に良い方に転んだ面白いゲームだと感じました。

これは面白いです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] ベア・ナックル面白いですよね! 実は、私が初めて本作をプレイしたのは怪しい中国製エミュレーターだったので、海外タイトルの「ストリーツ・オブ・レイジ」の方が馴染み深かったりします(笑)。 …
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