お買い物
はぐれ狩りを終えた俺は街に来ています。
月島 氷河
Lv 10
HP 33/55
MP 11/110
STR 13
DEF 14
AGL 26
DEX 30
MIND 44
INT 47
LUK 14
固有スキル『鑑定(極)』
通常スキル『剣術Lv7』『火魔法Lv3』『氷魔法Lv6』『水魔法Lv5』『風魔法Lv5』『土魔法Lv3』『雷魔法Lv4』『空間魔法Lv3』
攻撃と防御が泣きそなぐらい弱いよね。
なんでHP減ってるのかって?
戦ったんだよ、はぐれスライム以外にも。
経験値は少なかったけど素材が欲しかったからね。
素材をどうするのか?
こうしました。
所持金 6,459G
そしてこれをこう!
所持金 59G
装備 紫のローブ、皮のブーツ、木製の杖
持ち物 HPポーション×5 MPポーション×20
はい。ローブをまず買いました。
制服じゃ目立つからね。上から羽織るだけであなたも魔法使い!
靴と杖は安い奴。
別に杖無くても魔法は使えるからね。
でも気持ち的にやっぱり欲しいよね。
そして一番欲しかったポーション。
ぶっちゃけMPの消費が激しくて、レベルアップの回復じゃ足りなくなって来てたんだよね。
レベルも上がりにくくなってきたし。
剣は……今度買うよ……
さてそろそろ帰りますか。戦闘員組が帰って来てしまう。
「『テレポート』」
部屋とうちゃーく。
装備は全て空間魔法の収納庫にいれまーす。
いや、便利だね空間魔法。
そして、そこそこに眠い。
睡眠時間少な目だもんなー。
でも削れる余裕がない。
慣れるしかないな。
部屋を出て城の入口に向かうと、丁度帰って来たか戦闘員組がいた。
月島 水奈
恐怖度 60
安全な城に帰って来たからか、行く時よりは下がっている。
「あ、お兄ちゃんー! ただいま!」
「おう。お帰り」
月島 水奈
恐怖度 50
俺を見かけたとたん笑顔になって恐怖が下がる妹。
なにあれ、天使? 可愛すぎませんかね。
とりあえず頭を撫でておく。
俺に撫でられる天使はと言うと、
月島 水奈
フェチ 匂い
好きな匂い 氷河の部屋の匂い
そう。俺の匂いを嗅いでいる。
てゆうか何なの部屋の匂いって。
俺から『俺の部屋の匂い』がするんじゃないよ? 俺の部屋が『俺の匂い』がするんだよ?
だが、水奈は俺の部屋の匂いが好きなため、俺の匂いも好きらしい。
部屋に負けたぞ俺。
部屋のくせに俺から水奈を奪うとは何事だ。
というか、やたらと俺の部屋に居座ってたのはそのためか!
「氷君、眠そうだね」
「ああ、まあな」
俺がそう言って欠伸をすると、非戦闘員組の男子に睨まれる。
まあ、俺はずっと自室に籠ってた事になってるもんな。
ものぐさ坊主。つまりはニート。
みんなと違い訓練してたわけじゃ無いのに、誰よりも眠そうだからな。
睨まれもするか。
そして女子ではまた違う解釈をされている。
どうやら『妹もいない間は落ち着かず寝つけない』らしい。
精神不安定なの!?
そして『穂乃香に心配させないために余裕を見せていたい』らしい。
いや、もうそれほとんどダメ男じゃない?
君たちはそんなんでも良いのか……そうですか。
「お兄ちゃん! みんな頑張ってLv3になったんだよ!」
「ほー、レベルアップってどんな感じだ? 握力とか強くなんのか?」
「少しだけどね、どことなく強くなった感じかな」
どうやらLv1で半日ダンジョンに潜って上がるのは3までらしい。
はぐれスライム一匹で到達しちゃったよ俺。
まあそれだけ、はぐれスライムは経験値が多いって事だな。
今後も狩って行こう。