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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
7/346

参謀の手先

 さて、戦闘組はダンジョンへ向かった。

 戦闘員組に同行していた護衛役の、近衛騎士副団長と宮廷魔術師筆頭だが、

 あの二人は参謀の手先だ。

 やだ、王って人望なくない?

 しかし実際の所は元副団長と元筆頭は参謀に嵌められて、無実の罪で牢に入れられている。

 あの二人はその後釜に入った者達だ。

 だが王にはこの国最強の騎士、近衛騎士団長がいる。

 近衛騎士団長は手先の二人が同時に相手しても、倒すのが難しいマジの化け物だ。

 そこに元副団長と元筆頭がいたら参謀達に勝ち目はない。

 だから牢に入れられたんだな。

 因みに手先の二人が護衛をする理由は、懐かせてクーデター時に一人でも多く戦力として引き込むためだ。

 それほどに騎士団長は強い。

 まあ、そんなわけだから手先二人から俺は容赦なくスキルを貰いました。

 

 

 月島 氷河

 Lv 7

 HP 40/40

 MP 6/80

 

 STR 10

 DEF 11

 AGL 20

 DEX 24

 MIND 35

 INT 38

 LUK 13

 

 固有スキル『鑑定(極)』

 通常スキル『剣術Lv7』『火魔法Lv3』『氷魔法Lv6』『水魔法Lv5』『風魔法Lv5』『土魔法Lv3』『雷魔法Lv4』『空間魔法Lv3』

 

 

 いやーさすが宮廷魔術師。幅が広い。

 そして追体験をして分かった事だが、

 どうやら覚えられる魔法のレベルは俺の適正に反映されるらしい。

 火魔法と土魔法は適性が低いのかレベル3までしか手に入らなかった。

 逆に水と氷は高いようで、氷に関しては前のと合わさって6にまでなった。

 人が違えば魔法の鍛え方も違うって事だな。

 剣術は……貰ったはいいが俺の攻撃力じゃな……

 それと追体験で取得できないスキルがあった。

 『HP自動回復』『MP自動回復』『身体強化』

 この辺は訓練して上がるスキルじゃないらしい。

 自ら戦闘に参加する事で自然とついてくるスキルの様だ。

 つまり貰えるのは術か魔法って事だな。

 無い物ねだりしても仕方ない。これでも十分人の努力を奪ってるんだから。

 

 

 

 非戦闘員組はスキルを磨くため訓練に参加してくるそうだ。

 実戦に参加は出来ないけど、出来ることはしたいんだとか。

 みんな偉いなー。

 俺? 俺は自室に戻ります。

 そう伝えたら男子から冷ややかな目をされた。

 解せぬ。

 だが、女子からは違う認識をされてるらしい。

 なんでも『太陽が居なくなって月は傷心している』んだとか。

 俺ってヒロイン枠なの!?

 そんでもって『そんな月を妹が元気づけようとしている』んだとか。

 水奈が健気けなげっ! 

 実際は反対だったりするんだけど、女子たちの想像力は豊かだな。

 それと女子からなんだが、俺ってそこそこ人気らしい。

 意味が分からん。だけどちょっと嬉しい。

 ただ、穂乃香が俺に惚れているのはクラスの女子で周知らしく、手が出せないため眺めてるんだとか。

 穂乃香……やはり恐ろしい子っ!

 そっか~。視線集まってたのって日坂だけが原因じゃなかったのか。

 ちょっと前なら浮かれて喜んでたんだろうけどな~。

 でも今はそんな事に気を掛けてる余裕もない。

 神奈のストレスは少しずつだが蓄積されている。

 未だ日坂救出の手段は見つかっていない。

 そしてあの手先二人を相手にする事を想定した上で、強くならなければならない。

 いや、日坂を救出するという事は、場合によっては騎士団長が(・・・・・)相手になりかねない。

 という事で自室に戻りまーす。

 

「『テレポート』」


 はい。やってまいりましたレベリング。

 強くなるにはこれしかないよね!

 という訳で、はぐれ狩りじゃぁあああ!

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