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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
51/346

プリンセス

 さて、レベリングに来たわけだが、

 王女、その格好目立ち過ぎじゃない?

 人目の付かない所に居るから、今こそ大丈夫だけど、

 そんな恰好で戦闘してるとこ見られたら大騒ぎになるよ?

 

「控えのローブを貸して下さいませ。フィサリスの……いえ、ロータスの分を」


 あ、開き直った。

 

「氷河様は全て見えていらっしゃいますのでしょう? では隠しても無駄ではありませんか」


 そうだけど、そうゆうもんかね?

 

「恋する乙女とは強かなものです」


 それはうん。神奈とか穂乃香とか見ればそう思う。

 

「穂乃香様。彼女の愛の強さは素晴らしいです。氷河様は愛されていますね」


 うるさい。言葉にするんじゃない。

 ほら、緑のローブだ。

 

「照れずともよろしいのに。ありがとうございます」



 ラミウム

 Lv 33

 HP 170/170

 MP 340/340

 

 STR 34  

 DEF 36 (+30) 〔66〕

 AGL 57 (+5) 〔62〕

 DEX 93  

 MIND 116 (+35) 〔151〕

 INT 98 (+15) 〔113〕

 LUK 53 (+10) 〔63〕

 

 スキル『弓術Lv5』『精霊魔法Lv5』『魔弓術Lv3』『料理Lv2』『裁縫Lv3』『掃除Lv3』『礼儀作法Lv5』『心眼』

 

 装備

 王家のドレス DEF+15

 緑のローブ DEF+15 MIND+5

 クリスタルのヒール AGL+5

 精霊のネックレス MIND+30 LUK+5

 知力のピアス INT+15

 幸運の指輪 LUK+5

 

 

 ステータス構成は俺と似てるんだけど、

 何その運の良さ。その上指輪で更に上げるの?

 

「運が良くて悪い事はありませんでしょう? 指輪お揃いですね」


 うるせぇ。

 クリスタルのヒールってガラスの靴じゃん。

 いや、リアルプリンセスなんだけどさ。

 要するに足丸見えって事だよね。後、戦闘には向かないね。

 

「そうですね……靴、あと弓を買って頂けないでしょうか?」


 弓って召使いさんが持ってるのね。

 まあ、不用意に武器を持たせておくわけにもいかないか。

 俺と同い年なのにレベル5って……君、天才の部類なのね。

 

「氷河様には及びません」


 俺のは所詮紛い物。本物じゃない。

 

「であろうとも。それを正しく力として扱えるのであれば、それは氷河様の力ではありませんか」


 誇るようなものじゃないだろ。俺に誇りなんてない。

 

「氷河様は――いえ、今は止めておきましょう。靴と弓、氷河様が選んで下さいね?」


 なぜ俺のセンスに委ねる。

 自分で選びなよ。

 

「時に女性は、身に纏うものを男性に選んで貰いたい時もあるのですよ」


 ……めんどくせぇ。

 

「でも拒否はしない氷河様はお優しいです」


 うるせぇ。

 時間が押してる早く行くぞ。

 

「『サークル』『テレポート』」

しばらく王女のターン。

こんな筈じゃなかった……

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