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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
190/346

クーデター4

 みんなに今置かれている現状、そして取る事の出来る選択肢を説明した。

 俺の話を聞いて奴隷になる事を受け入れてくれたのは12人、半分ほどだ。

 残り14人の内8人が氷河の言うリコリス派の生徒なのだろう。戦いに参加しに行こうという意思を感じる。

 4人は俺と共に居る氷河が気に入らないらしい。1人は俺を疑っている様だ。

 残りの1人は……

 

「君はどうするの?」

「私は……奴隷になるなら、その……月島先輩の奴隷になりたいです!」


 ……氷河のファンなのかな?


「じゃあ今は俺と仮契約をして、後から氷河に契約し直して貰う……でいいかな?」

「はい!」


 ……残り13人かな。

 しかし……聞いていた情報と少し違うな。

 

「だから言ったじゃない! ダリアさん達が怪しいって!」

「ダリアさん達がそんな事させるはず無いだろ! 日坂先輩は王国側から偽情報聞かされたんだよ! 黒なのは王国側だ!」

「日坂先輩たちと違う国に逃げればいいじゃないか! 国の争いごとに巻き込まれるなんて御免だ!」

「日坂先輩、こいつらはもうほっといていいですよ」


 …………神奈に聞いていたより纏まりがないな……

 仲の良いクラスだと聞いていたが……

 出入口をサンドボールで埋め尽くしてきた穂乃香ちゃんが、戻って来た。

 これで食堂に入るのも出るのも、空間転移しか手段がなくなった。

 

「穂乃香ちゃん、君たちのクラスってこんなに仲悪かったの?」

「……仲裁役の水奈が居なくなったら、上辺だけの奴らなんて所詮こんなもんじゃないですか? 同じクラスって言っても半年も経っていませんですし」


 評価が容赦ないな……

 統率者が不在って事か? そう言えば男子のクラス委員長、雲山が見当たらない……

 30人から穂乃香ちゃん達3人を抜いても27人なのに此処に居るのは26人。雲山はどこに行ったんだ?

 

「そもそもなんで周辺の国に攻め込むつもりとか分かるんだよ! 嘘っぱちだろ!」

「だから! 月島先輩のスキルだってさっき説明されたでしょ!」

「そっちの方が信用ならねぇよ!」

「あいつに良い様に使われるとか絶対に嫌なんだけど」


 あー……悪い方向に進んできたなこれ……氷河批判は駄目だ、穂乃香ちゃんがキレる……

 ……この辺が潮時かな。流石に年下の女の子に悪役をさせる訳にはいかない。

 

「――タイムアップだ。これ以上は時間を取れない、俺の奴隷になるのは13人で間違いないか?」


 新たに名乗り出る者は……無しか、残念だな。

 

「13人は同意の上契約を結んだからステータスが1.5倍に上がったと思う。そして残りの13人は――これから無理矢理契約を結んでステータスを半減させてもらう」

「なっ!?」

「騙したんですか!? 日坂先輩!」

「説明に嘘は無かったよ。ただ俺は最初からみんなを奴隷にする予定だっただけだ。同意してくれればステータスが1.5倍、拒否すれば0.5倍。俺としてはみんな同意してくれると嬉しかったんだけど……もう時間が無いからね」


 穂乃香ちゃんの拳に雷を纏わせる。俺も剣を構える。

 初めてやったけど、悪役を演じるのってなかなか難しいな。

 

「最初から敵だったんですね……」

「敵であるつもりは無いんだけどな……これも君たちの為にしてるつもりなんだけど」

「嘘つけ! 騙されるか!」

「余計なお世話だ!」


 これ以上の討論に意味は無いな。

 残り13人の内8人が戦闘態勢に入る。残りの5人は非戦闘系のスキルなのだろう。

 知り合い相手に攻撃するのは気が引けるが、甘い事も言ってられない。

 騎士団長の人が来る前に終わらせてしまおう。

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