表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
167/346

独り立ち

 ブルーゼムから屋敷へと帰る途中、イエンロードの街で素材を売る。

 リノに教えながらになったため、ロータスに手伝わせても解体が終わる頃には夕食の時間となってしまっていた。

 穂乃香たちの冒険者カードを作る時に売って以来のため、レベリング4日分の素材が溜まっている。

 これを売ったら果たして所持金がいくらになるのか。

 答えはこちら。

 

 

 所持金 8,274,935G

 

 

 ……400万増えたな。

 今回のレベリングでは比較的普通目なモンスターしか倒していない。

 ビックネームが有ったとしてもミノタウロスやアルラウネ、キラービークイーンぐらいだろう。

 では何故こんなにも所持金が増えたのか。

 ケルベロス2体にグリフォン4体も倒してるからですね、はい。

 ミノタウロスも合計7体になってるし、そりゃあ金額上がるよな。

 

 

 ふかふかベット×2 〔40000G〕

 ふかふかベット(ダブル) 〔25000G〕

 ふかふかベット(キング) 〔35000G〕

 シンプルな机×4 〔20000G〕

 シンプルなイス×10 〔25000G〕

 ランタン×12 〔6000G〕

 

 

 家具を買っても所持金はこちら。

 

 

 所持金 8,123,935G

 

 

 ノリでキングベット買ったけど、ぶっちゃけあの拠点使うのクーデターを止めに行く前日ぐらいなんだよね……

 ……まあ、どこかで使い道があるでしょう!

 

 

 食材と訓練用の武器を買い足して屋敷へと戻った。

 屋敷へ戻ったと同時にリノの空間転移による襲撃をくらった。

 危ないっていつも言ってるでしょ?

 半日でも遠出で居なくなるとすぐ寂しがるんだから、もう。

 リノを抱っこしていると水奈がそわそわしながら近づいてきた。

 クラスメイト達についてどう説明するか……

 

「27名全員存命、負傷者や精神的に安定してない生徒は見られなかった」

「よかった……他になにか異常とか無かった?」

「派閥上の対立は少しあったな。騎士団長に対し友好的な奴と、疑ってる奴の」

「そっか……」


 まあ、こればっかりは仕方ない。

 人間3人いれば派閥ができる。27人も居るんだ、意見が割れない訳がない。

 

「クーデターさえ終われば解決する。大丈夫だ」

「うん……そうだね」


 その後はその後でまた一難あるだろうけど、今考えたって仕方ない。

 魔王倒しても元の世界に戻れないと知った場合、どうやっても荒れるだろうしな。

 文句は多いしうるさいし勇者っていうのも面倒だな。呼ぶ側にも同情するよ。

 まあ、その中でも危険因子と判断されて、指名手配されてる俺や日坂が言えた事でも無いけどな。

 リノの遊び相手をした後、神奈と共にキッチンに立つ。

 と言っても今日は俺が何かをする訳では無い。

 

「神奈、今日は1人で全部作ってみろ」


 教えれる事は教えた。後は実際に作っていく中で自分の料理を研究していくだけだ。

 という訳で俺は神奈が作るのを見とくだけ。問題が無さそうなら今後も1人で任せる。

 まあ、心配はしてないけどね。神奈は料理下手な訳じゃ無いし。

 実は千里眼でも見れるから、俺がキッチンに立つ意味はぶっちゃけ無い。

 でもほら弟子の独り立ちの時って、こうやって作業の一つ一つを見守る物じゃない?

 俺が腕を組んで神奈の作業を見ていると、暇になったのかリノがやって来た。

 パパは今忙しいの。ただぼーっと突っ立てる訳では無いのだよ。師として弟子の独り立ちをだな――

 なに、さっきあんなに遊んだのにまだ足りないの? 無理なものは無理だ。ほらハチミツレモン1つ上げるから、これ食べて大人しく待ってなさい。

 フォークでレモンを刺し、リノの口へ持って行くとリノは小さな口を大きく開いてかぶり付き、しゃくしゃくとレモンを食べ始めた。

 その様子を羨ましそうに神奈が見ていた。

 終わった後食べていいから、お前は料理に集中しなさいよ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ