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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
135/346

司令塔

 水奈、穂乃香、神奈の三人の連携強化。

 まず手始めの相手はこちら。

 

 

 エリートゴブリン

 Lv27

 HP 256/280

 MP 75/75

 

 STR 96

 DEF 69

 AGL 55

 DEX 42

 MIND 33

 INT 49

 LUK 18

 

 

 エリートなゴブリン。希少種じゃない割にはちょっと強い。

 既にちょっとHPが減っている。戦い帰りかな。

 穂乃香は一度ゴブリンキング倒してるから余裕だろうけど、他二人はまだボス級は無理。

 それに1人で戦うのと、連携して戦うのでは立ち回り方が変わって来るからね。

 

「『サークル』『テレポート』」


 エリートゴブリンの居る山へと到着。

 取り巻きのゴブリンたちが騒ぎ出す。うるさい。

 

「お前らは3人で親玉を倒せ。周りの雑魚はこっちで片付ける」

「了解!」「「はーい!」」


 神奈が真っ先に宙を駆けて斬りに掛かる。

 斬り込み隊長って感じ。

 続いて穂乃香が空間魔法でゴブリンキングの後ろを取って、魔拳術で殴りに掛かる。

 戦法が俺に似て来たね君。

 そしてゴブリンキングの上半身に攻撃してる二人に当たらない様に、下半身に向けて水奈が精霊魔法でウォーターカッターを放つ。

 おお、中々様になってるじゃないの。問題なさそうだな。

 水奈は今日、特にやる気に溢れている。

 レベリングは別だし、スキルアップでも別れるから、実は俺と水奈が一緒に戦うのって今日が初めてなんだよ。

 それで俺にいいところ見せようと頑張っている。可愛い奴。

 一応千里眼でも過去でも、水奈の頑張りや戦闘は見てるんだけどね?

 

「フィア、俺らは周りのゴブリンども片付けるぞ」

『了解~』


 アイスボールとファイヤーボールを大量に浮かばせて、ゴブリンへと降り注ぐ。

 そりゃもう氷と炎でハチャメチャ。

 

「うわぁ……あんなのと戦いたくないなぁ……」


 神奈がこっちをチラッと見てボソッと呟いた。

 お前はそっちに集中しなさいよ。

 

 

 

 

 エリートゴブリン

 Lv27

 HP 0/280

 MP 75/75

 

 

 エリートゴブリンを無事討伐。3人に疲れた様子は無い。

 成長したもんだ。

 暫しポーション休憩を挿み、次の相手を探す。

 次なる相手はこちら。

 

 

 オークLv17

 オークLv16

 オークLv17

 オークLv18

 オークLv18

 オークLv17

 オークLv17

 オークLv16

 オークLv17

 オークLv15

 オークLv16

 オークLv17



 オークの群れ。レベルは水奈達とそんな変わらない。

 だから1.5倍補正の掛かってる水奈たちの方が強い訳だけど。

 群れ相手だとまた立ち回りと役割が変わって来る。

 連携力が試されるのはここからだな。

 

「『サークル』『テレポート』」


 オークの巣のある洞窟前に到着。

 

「うわっ、うじゃうじゃ居る……」

「……ちょっと多くない?」

「今回は俺は一切戦わない。お前らだけで全部倒せ」


 ふむ。アドバイスぐらいしておくか。

 

「神奈、お前は集団戦には向かない。水奈は魔法が使えるから集団戦には向くが接近戦が出来ない。パーティーでの役割を考えて動け。穂乃香は両方とも出来るが故にどちらで戦うべきかよく考えろ」


 さっきみたいにただ突撃すればいいという訳ではない。

 水奈が一人になればすぐ囲まれるからな。

 さて、どうする。

 

「美鈴は水奈の援護! 水奈は広範囲魔法で攻撃して! 私は魔法で攻撃しながら囲まれそうになったら援護に回る!」

「うん!」「了解!」


 お、穂乃香が司令塔か。

 普段はアホいが、穂乃香は普通に頭良いからな。

 スペックだけは誰よりも高いんだよ。いや、マジで。

 水奈がアクアストリームを放ち、神奈が水奈に近づくオークを斬る。

 穂乃香はサンダーカッターを撃ちながら、何かあればすぐに神奈の援護に回れる位置取りに居る。

 大精霊の力を借りてもスキルレベルが低いから、ストリーム系はそう何度も使えそうにないな。水奈のMPが大きく持っていかれてる。

 俺もフィアに頼めばプロミネンスが使えるけどMP消費に割に合わない。

 精霊魔法のスキルレベルがもっと上がってからだな。

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