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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
124/346

手合わせ

 あの後ラミウムに散々と文句を言われ、後日埋め合わせをする事になった。

 埋め合わせといってもアレだけどね。ちょっとした里帰りに付き合うだけ。

 つまりは謁見、あの糞王に会いに行くだけだ。

 指名手配についての文句もあるけど、残り日数少なくなって来たけど調子どう? という問いかけに行くのである。

 まあ、悪いのは俺だから仕方ない。

 ロータスとフィサリスの追体験は他人より多めにしている。

 俺の槍術はロータスの、魔法全般はフィサリスの経験なのだが、あいつらの強さはずっと積み上げ続けた経験から来るものだ。

 幼い頃から戦いに身を置き、ずっと戦い続けたからこそ21才の若さにしてレベル70以上を誇っている。

 それはマグオートが同じ年だった時よりも上であり、あの二人は魔人に進化する可能性も持っている。

 そんな人生が戦いであった二人の経験を飛び飛びしながら体験していたら、ロータスの時にピンポイントで挿入直前にあたったんだもの。俺だってビックリしたわ。

 今後、人から経験を貰う時は気を付けようと思う。場合によっては知らん女とする体験や、男からされる体験をしかねない。

 そう考えるとラミウムで良かっ――いや、良くは無いんだけど。

 フィサリスでの体験もまた大変だった。生理痛ってあんなに痛いのね。

 女性ってすげぇわって思った。そんな状態でも戦うフィサリスがすげぇわ。




 今日からのスキルアップとレベリングは少しメンバーを変える。

 目的は連携の強化だ。といっても一人分しか変わらないけどね。

 スキルアップ組が俺と穂乃香、日坂とロータスの4人。

 レベリング組が水奈と神奈、ラミウムとフィサリスの4人だ。

 スキルアップは二手に別れて行うため変化が無いが、レベリングには変化がある。

 神奈とフィサリスが一緒になるのは初めてだし、後衛組だったところに前衛のみの神奈が加わった。これによりパーティーでの戦い方が変わって来る。

 明日は穂乃香から苦情がありそうで怖いが今日はこれで行く。

 水奈達を雪山へと置いて来る。今日の課題は対氷属性モンスターだよ。頑張って。

 

(暑さの次は寒さですか……)


 うーん火が使えない水奈がちょっと不利だけど、フィサリス居るし大丈夫でしょう。

 あ、神奈にはこれを渡しておこう。

 

「お兄さん、なんですかこれ」

「何って、手袋だけど?」


 手がかじかんで剣が振るえないとかならないための奴。様は気休め。

 因みに俺の手作り。と言うか手編み。

 穂乃香と神奈が弄り合ってる間暇だったから作った。

 ホントは水奈にマフラーとか作りたかったんだけど間に合わなかった。無念。

 穂乃香が神奈に嫉妬する前に移動しちゃいまーす。

 という訳でいつも通りの森。

 二手に別れる前にちょっとさせてみたい事がある。

 

「折角だ。穂乃香と日坂、お前ら手合わせしてみろ」

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