レッドゴブリン
いやー倒した倒した。はぐれスライム。
いや、舐めてたわ。レア怖っ!
何だよあのステータス、希少種ハンパねぇわ。
という訳で、はぐれスライムを倒した結果。
月島 氷河
Lv 11
HP 60/60
MP120/120
STR 14
DEF 15
AGL 28
DEX 32
MIND 47
INT 50
LUK 15
はい。先ほどレベルアップ致しましたー。
しかし、レベルが上がりにくくなってきてるな。
やっぱり一匹は他のレアいっとくか?
因みにこの辺を見て回った結果一番弱そうなレアはこちら.
ボブゴブリン
Lv5
HP80/80
MP0/0
STR 32
DEF 24
AGL 12
DEX 11
MIND 7
INT 6
LUK 10
あ、違う違う。コイツじゃない。
そもそも大きいだけでレアじゃない。
レッドゴブリン
Lv10
HP70/70
MP0/0
STR 82
DEF 14
AGL 75
DEX 12
MIND 4
INT 21
LUK 13
一番弱くてこれってどういう事!?
俺、はぐれマスターになっちゃうよ?
でも我が鑑定様はきちんと攻略法を教えてくれる。
レッドゴブリン
属性 火 耐性 氷 弱点 水
氷が効きにくいのは残念だが、水ならいける!
さあ、行くぜ。
レア狩りだぁああ!
「『テレポート』『ウォーターカッター』」
先手は取るべし!
突然の奇襲にレッドゴブリンは対応できてない。
レッドゴブリン
Lv10
HP58/70
MP0/0
効いている。効いているぞ!
ってこっち来んの速っ!
「『テレポート』『ウォーターカッター』」
ふっふっふ。それは残像だ。
レッドゴブリン
Lv10
HP36/70
MP0/0
ってこっち気付いた!
間隔短くなってない!?
不味い!
「『テレポート』」
キョロキョロと探しているな。
だがそちらでは無い。
上だ!
「『アクアストリーム』」
水魔法Lv5で使える『アクアストリーム』。
MPを持っていかれるが威力は抜群。
これで――なに!?
レッドゴブリン
Lv10
HP2/70
MP0/0
2っておま……はあ!?
乱数かよ!
ってヤバ!
「『障壁』」
結界術ぅうううううう! 保て!
嘘っ!? 割れ――
「――ぐぅっ……」
月島 氷河
Lv 11
HP 18/60
MP 3/120
くっそっ痛っ……
障壁使ってもこの威力ってどうゆう事だよ……
次くらったら普通に死ぬくね……?
つうかこっち来てね?
「『テレポート』」
は? MP足りない? んな馬鹿な!
アクアストリーム使っても少しは残るように――障壁か!
……これ詰みか? 死ぬのか……? あとちょっとだったのに……
『お兄ちゃん……寝るまでの間、手握ってて貰っていい?』
『あ、やっと起きた。おはよう氷くん』
……死ねない……死ねるか!
眠る水奈の手を握りに! 起こしに来る穂乃香の笑顔を見に!
俺は行くんだよっ!
「てめぇが……死ねぇっ!」
俺は突っ込んでくるレッドゴブリンに、
――思いっきり杖を殴りつけた。
レッドゴブリン
Lv10
HP0/70
MP0/0
はぁぁああ……疲れた。
月島 氷河
Lv 14
HP 75/75
MP150/150
STR 17
DEF 18
AGL 36
DEX 38
MIND 56
INT 59
LUK 16
経験値は確かに多いが、これじゃ命が幾つあっても足りねぇな……
とりあえず帰るか……マジで眠い。
全回復状態で寝るのは勿体無い気もするが、もう無理だ。
「『テレポート』」
あー……装備は仕舞わなきゃな。
幸い怪我はしてないから、バレる事もないだろ。
寝る。おやすみ。
前回も氷河君が寝て終わる時、作者が眠る少し前に書き上がったんですよね。
というわけで皆さま読んで頂きありがとうございます。
おやすみなさい。




