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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
113/346

解体

 屋敷へと戻って来た。

 2日間のレベリング、スキルアップ時に試しなどで倒したモンスターたちの解体を行う。

 資金的な問題は今のところないが、売らなければドンドン溜まっていくので売って行く必要がある。

 

「月島様、少しよろしいでしょうか」


 おや、珍しい。ロータスが俺に用があるなんて。

 なんてそんな訳無いか。

 

「酒ならキッチンの上の戸棚にある。好きに持っていけ」

「ありがとうございます」


 日坂と酒飲むんだと。

 いちいち俺に確認取らなくてもいいのに。律儀な奴。

 さて砂漠組が倒してきたのは……ワーム、サンドキャメルにバジリスク……

 バジリスクて……フィサリス本当に自重しねぇな。

 火山組は……ファイヤーゴブリン、リザードマンにサラマンダー……

 ロータス、お前もか。なんでサラマンダー倒してんの?

 対抗しなくていいよ別に。

 経験値を四人で割ってる筈なのに、水奈達のレベルが2上がって帰って来るのはお前らが自重しないせいだな。

 とりあえず解体していこう。魔石や魔結晶がある奴もいるから丁寧に。

 

「…………」


 丁寧に……

 

「…………」


 …………

 

「…………」


 ……どうしたのリノちゃん。解体に興味あるの?

 いや、解体というよりこれは……

 リノの視線の先、そこにはバジリスクとサラマンダーが。

 なに、ペットに欲しいの?

 リノってそういうとこあるよね。雑魚には見向きもしませんわ的な感じ。

 その内神獣コレクションとか始めそうで怖い。ドラゴンハンターとかになりそう。

 あ、でも騎竜する際はぜひ俺も乗っけて下さい。お願いします。

 リノにジーっと見られながら解体を黙々と進めた。

 ジーっと見ているだけである。ジト目では無い。

 解体を終えた。日の沈みきる前に売りに行くか。

 俺はリノを連れて街へと転移し、穂乃香を呼び寄せた。

 

「氷君、毎度唐突だね。デートのお誘い?」

「リノ付きだがな」


 リノの体調は無事回復してきている。

 だが、まだ長時間歩くのは辛い様なので肩車である。

 おんぶでは無く肩車。高い視線が良いんだとか。

 3人で素材を売りに行く。

 冒険者ギルドの受付のお姉さんにBランク試験を受けないかと言われた。

 まあ、バジリスクとかサラマンダーとか持ってきてるもんな。

 でも倒したの俺じゃないし面倒だから拒否。

 Cランクで十分です。

 

 

 所持金 973,826G

 

 

 装備云々と食材費で減ってもまだこの額。

 しばらくは問題ないかな。

 それより何か買って帰らないとな。

 穂乃香を連れてきたのは嫉妬時にできた不満を和らげるため。

 水奈を連れてこなかったのはもう怒ってはないが顔を合わせてくれないため。

 顔を合わせずらくなちゃってるんだよな。

 何か買って帰ろうにも装備は一新したばかりだしなぁ。

 悩んで歩いているとリノがおもむろに指をさす。

 なんでございましょう。

 リノの指さすその先にあったもの……それは、柿である。

 君、柿好きだねぇ。

 でもそうだな。フルーツ好きの水奈の為、フルーツの盛り合わせでも作るか。

 果物屋で買い物をした。もちろん柿も買った。

 因みに穂乃香が好きなのは梨。梨は置いてなかった。残念。

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