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鑑定は死にスキル?  作者: 白湯
メインストーリー
107/346

果物

 穂乃香との組手を終えて水奈、フィサリス、リノと合流する。

 水奈は今日、初めて1人でモンスターを倒したようだ。

 1人って言っても精霊の力は借りてるけども。

 リノも見よう見まねで聖魔法を使ってみようとするものの、上手くは行ってない模様。

 いや、そんな簡単に使われても困るんだけどね。

 火山火口付近に放置していた日坂たちにも合流。

 神奈に暑かったと文句を言われた。

 どんな状況でも戦えるようにならなきゃ駄目なんだぞ?

 全員で屋敷に戻る。

 だが、俺は買い出しにいかねばならない。食材がもう切れる。

 料理を作るのは俺とラミウム……よってリノを加えた3人で買い出しとなった。

 

「氷河様と一緒に行動するのは久しぶりですね」

「飯作るのが他に居ないからな……こればっかりは仕方ない」


 俺はリノを肩車し、ラミウムと共に食材を探す。

 

(前はカップルに見られましたが、今は家族に見られてますね)


 うるさい。余計な事を言うんじゃない。

 

(リノ様と二人で来るよりかは良かったのではないですか?)


 まあ、リノと二人の場合良くて兄妹、悪いと犯罪者と間違えられかねないからな。

 それに比べたら家族に見られるのはまだマシではある。

 因みに穂乃香と3人の時は知り合いの子を預かってるカップルに見られていた。

 決して家族では無い。穂乃香の方が身長高いのに不思議。

 

(穂乃香様にはあどけなさと言いますか、行動の節々に可愛らしさがありますからね)


 ほぅ、自分はそうではないと。

 

(さて、どうなのでしょう。氷河様はどう思われますか?)


 どうって…………年相応?

 

(褒め言葉として受け取っておきます)


 食材の買い物を続けていると何やらリノが反応を示した。

 何? 何か欲しいものでもあるのん?

 リノが示した方向、そこには果物屋があった。

 なんだ子供らしい所もあるじゃない。

 

「リノ、どれが欲しいんだ?」

「あれ」


 リノが指さしたのはオレンジ色の果実。

 柿である。柿て……

 ミカンとかじゃないのね。なんか毎回の如く予想の斜め上を行くね君。

 フルーツは水奈が好きだったな。多めに買っとくか。

 

(氷河様、私も良いですか?)


 うん。好きなの選びなよ。

 そして選ばれるキウイ。知ってたけども。なんでそんなマイナーなの。

 俺? 俺はリンゴかな。王道。おいしいよねリンゴ。

 そうして食材を買い終えた帰り道、リノにアレを買ってやることにした。

 

 

 幸運の指輪 LUK+5

 

 

 みんな付けてるからね。リノにも上げよう。

 指には嵌らないから、穂乃香と同じくチェーンに通して首に下げてやる。

 大きくなったら付けるといいよ。

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