ガラスのセカイ
頑張って書きます
受験生なので不定期更新で頑張ります
跨線橋の上
後ろでは日常へ急ぐように車が流れて行く
(ははっ、正直怖いわ・・・)
足の震えが止まらない
夜の寒さとか、そういうものとは明らかに違う
恐怖・・・
心臓をわしづかみにされる感覚
ただ、ただ、怖い
でも・・・
(これ以上、こんな日常には居たくない・・・)
空虚な箱のような家
コンクリートで全て出来たような学校
(ここに、俺の居場所は無い)
昔からだった
理由もなく叱る母親
他の兄弟にばかり目を向ける父親
弟を邪魔者扱いする兄
周りに同調するしか能の無いクラスメイト
死後の世界に興味を持つようになったのはいつからだろうか
昔からだった気もするし、つい最近な気もする
「せめて、ツァラトゥストラが正解ではありませんように・・・」
震えたまま、夜の空気に身を投げる
一瞬の浮遊感と鋭い痛み
バキッ・・・
グチャッ・・・・
「痛ってええええええええええええええええええっ!!」
脂汗が滲んでくる・・・
思考がまとまらない・・・
痛い・・・帰りたい・・・ごめんなさい・・・
帰りたい・・・こんなことするんじゃなかった・・・
這って進もうとするが、全く動かない・・・
そんな俺のザムザ的惨状を前方からの光が映した
キッキーッ
(もう終わりだ)
どうせ最後なら・・・・
「ざまぁみろ」
精一杯の皮肉をこめて笑う
最後の言葉が頭の中をこだました・・・
最初は文字数少なめです
徐々に慣れて行きます