人の希望 newgame
急激な眠気に勝った時には、もうすでに仮想空間から現実に戻っていた。
前の記憶はなく、今覚えているのは自分は人類の希望であること。それと、ユリと言う名の女の子。
装備は基本の高周波カッターと、プラズマ手榴弾。光曲迷彩。
どれもアジアの島国が開発したのだが、性能は確かだ。
高周波カッターは、奴等の皮膚を一瞬だけ切れる。そこにブラスターを撃ち込めば、count0も耐えられないだろう。
プラズマ手榴弾は、殺す殺されるよりも、近くにいるヒトもろとも動きを奪ってしまう。
そして光曲迷彩。光を曲げ、さらにはアルミニウムで加工することにより、完全に相手からは見えなくなる。
「さて、と。行きますかな。」
そう言って私は荒んだ戦場を駆け抜けた。
この作品はクグツカイライ様との共同作品になります。
二話め四話めはクグツカイライ様のページで公開しております。