表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
8/13

娘、店長、息子、朝の子

「まさか、真子ちゃんが美奈子の娘だったとは!」




とても嬉しそうに煙草に火を付けるカッコイイおじさん、元い、この喫茶店兼BARの店長、赤道正志-アカミチマサシ-さん。は、母とは昔友達だったらしく、あまりにも私が母に似ていたからビックリしたと言う



求人誌を持っていたからか、バイト探しているのかと聞かれて頷いた。すると今日から喫茶店の方で雇ってくれるらしい!!やった!バイト見つかったぜ!




なんだかトントン拍子で怖いわ!なんて思いながらメモ帳片手に店長の話を雑談混じりに聞いていると



カラン、と入り口のドアに付いているベルが軽快に鳴った



は、初めてのお客様!!




「い、いらっしゃいま……



「あ、真子ちゃん大丈夫。コイツ俺の息子」




入って来たのは学ランの男の人だった。



なんだ、私の接客デビューが、緊張返してくれ。と思ったけど店長の息子様だから顔に笑顔を貼り付けて会釈した



「………。」



ギロっと睨まれた?!こ、怖、!!何この人反抗期ですか?店長に似て顔は良いのに誠に残念ですよ。そう思ってると再びドアのベルが鳴った



「ちょ、何で置いてくの!!あ!正志さんこんにちはぁ!」



「おー綾ちゃん、いらっしゃ…



「あ!?」




っと思わず出た声を手で引っ込めた。店長が不思議そうな視線を向けてきたので慌てて首を振る



この子!朝の子だ!




マスクをしていたから気づかれる事はないのだけれど、背中に冷んやりと汗が滲むような変な緊張感が押し寄せてきた。




《世界は狭い、小説の世界は特にね!》



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ