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No.407.Don't open your eyes
雨だか雪だか 霰だか なんだかわからないのに降られて
コートも服もびちょびちょに濡れちまっても
誰も暖めてはくれない
ぬるい紅茶 しけたタバコじゃ 癒されない
体中を駆け巡る 激しい電流が こめかみをやけにしめつける
焼け爛れた 骨は動く度に ギシギシと軋む
内側から 突き刺さる きびしい 血の乾き
髪の毛から滴る 水の滴が すげーでかく感じる
心の片隅にいる 君は今も ただ 眠るだけ
あの白だけの一室で 目を閉じて 目覚めない
青い空見上げた あの日は もう来ない
どうにもできない どうしようもない
枯れかけた花だけが 涙を流す
永久の彼方の あなたを守り抜く事が出来ず
何も出来ず 動かないまま 動けないまま
見つめ続けている 見つめている
キスしても 手を握っても
ぬくもりの鼓動が感じられないまま