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No.445.別離の時
ノスタルジーにひたる暇もない毎日
徹夜 朝帰り 当たり前
愛想 つかして でていった 妻
あいつの気持ちも わからんで
優しい言葉の一つも かけりゃ 違ったのかもしれない
そんな事も わからない
部屋に戻っても 一人 弁当の恋人
でていった おまえ とめる事もできないで
仕事にあけくれて 会話もなかった
上っ面の夫婦の愛憎
子供でもいれば 何か違ったのかもしれないのかな
考えても 許せない
凹んだまま やる気もおきず
酒と煙草に 溺れすぎて こわれてゆく
今 どこにいるのか 追いかける事もできないで
やけにやたら 後悔だけが積もる
失ってから 大事さに 気付いた
おろかもの 本当 おろかな奴だよ




