表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
16/50

No.416.face no face

目覚めた朝 肌寒い 息の白い部屋

かすかに曇っている 黒いタンスの鏡

ただ一人 ぬくもりのかけらもない


タバコのグレーな煙がさみしそうに漂い消え行く


濡れたタオルには もう 誰の香りもない


face no face 誰の顔も響かない

face no face 微笑すらも浮かばない

case of case


眠らない夜 どす黒い 雲だけが見える

仄かに光る 遠い街のネオンサイン


すれ違う 影も足音もわからない

ワインのディープな波紋がむなしそうに広がり移り行く

乾いた空気には 既に君はいない


face no face 涙の意味に気付かない

face no face 悲しみすらもうまれえない

face no face 誰の顔も響かない

face no face 微笑みすらも浮かばない

case of case うわべだけの絆ばかり

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ