プロローグ
更新は週一をめどに頑張りますので、悪いところや、ここがよかった、というところがありましたら、ご指摘待ってます。
十二月二十五日クリスマス。突如宇宙より隕石が飛来した。
その隕石を撃ち落とそうと、人類は持てる力の限りを尽くした。だが核ミサイルでさえも、その隕石には少しばかりの傷をつけることしか叶わず、隕石はアメリカの首都ワシントンに落ちた。
ワシントンは壊滅。一握りの生き残りが残るのみとなった。
この事件はワシントン・ジェノサイドと呼ばれることとなる。
各国の研究機関は、この隕石をジェノサイド・ワンと呼称。その研究を開始する。
その結果、ジェノサイド・ワンから特殊な電波が発信されていることがわかった。その電波は世界中に発信されており、人体に有害か無害かさえも、人類にはわからなかった。
各国の研究機関は、ジェノサイド・ワンの周囲に、その電波を遮断する壁を作りジェノサイド・ワンを封印。以後、ジェノサイド・ワンのあるワシントンは封鎖され、ジェノサイド・ワンの研究も中断せざるをえなくなった。ワシントン・ジェノサイドの直後、事件との関連性は不明だが、世界中に特殊な能力を持つ人間が現れるようになる。
その能力は神の贈り物――カリスマと呼称される。
カリスマ能力者達は、一時は異常者として迫害されるも、その能力の有用性の証明、なによりその数が増加し続けていることから、いまやカリスマ能力者達は世界になくてはならない存在となっていた。
そしてカリスマ能力者達を育成するために、各国はカリスマ能力者養成学園を設立する。
この物語はワシントン・ジェノサイドの十五年後から始まる。