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プロローグ 破滅の危機を脱する世界
【魔王】ナーセルとその忠臣【不●兵士1ダース】のクーデターにより、4つの国からなる異世界は安定を取り戻した。
土木インフラ崩壊で飢饉を招いた東国では、北国所属の土木技術者の指揮下で南国製の戦車改造土木重機が水路と山岳地帯の修復にあたる。
危険農薬の連用による謎の奇病が蔓延る北国では、東国出身の治癒術士が対処療法を、西国所属の薬師が解毒法の研究を進める。
国民を第一に考えた国際協力により平和的な国交樹立の機運が高まり、破滅の危機に瀕していた世界は存続の軌道に乗った。
次にすべきは平和を永続させるための国民の意識改革。
つまり、全ての国民が共有する【理念】や【価値観】を定める【憲法】の制定。
各地専門家の意見をまとめて作成された憲法草案が【魔王城】に持ち込まれた時、あの転生物騒女が口を出す。
「噛みちぎりたいですね」
それが冗談ではないと知る男達の脳内に叫びが響く――ぎゃぁぁぁぁぁ!
世界の安定を願う勇士達の出す答えとは?
そして、ついに明かされる彼女の【正体】。
異世界の未来はどっちだ。




