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幕間:盗んだ機密で暴れ出す15の夜

 自殺防止ホットラインへの相談で【闇落ち】したないらちゃん。動画配信等による政治工作活動で世界を混乱させて日本を滅ぼしてしまうけれど、15歳のでかい少女に何故そんなことが出来たのか。

 それには、ないらちゃんの育ての父の仕事が関わっていた。

 母親が出張で不在の金曜日の夜。

 成人女性に化けて【キャバクラ嬢】の台本を読み込んだないらちゃんが、リビングで日課の晩酌を楽しむ父に突撃。

 それっぽく化けるため、衣装は母親のクローゼットからミニスカワンピを無断拝借した。


挿絵(By みてみん)


 身長172cmのないらちゃんに対し、母親は平均身長。

 太さがフィットしたので疑問を持たずに着てしまったアブない姿に、父は堕ちた。


 小遣いで買い集めた酒を注ぎながら、小説執筆の取材という名目で日本が戦争に巻き込まれるシナリオについて熱心に相談。

 イイ気分に酔ってしまった父の職業は外務省官僚。つまり、その道の専門家。

 ガチでシャレにならないシナリオを嬉々としてアブない娘に語ってしまう。


 一通り聞いて頭に入れたないらちゃんは、台本を【女スパイ】に切り替え。

 酒に抗アレルギー薬(飲んだら眠くなるやつ)を混入し意識が混濁するぐらい酔わせて、自宅パソコンから職場へアクセスする方法や各種パスワードを聞き出してから、薬を増量して潰した。


 潰れた父をリビングのソファーに寝かせた後、カギと財布をポケットから抜き取り書斎に侵入。

 パソコンや書類から、世界中に散らばる外交上の危険人物などの機密情報を盗み出して丸暗記。


挿絵(By みてみん)


 鍵を返却し書斎侵入の証拠を隠滅。

 その後、家中を軽く荒らして現金をかき集め、パスポート等の必要最小限の私物を持って逃走した。


 翌日昼にソファーで目を覚ました父は、家が荒らされて現金が奪い取られていることに気付いた。

 しかし、枕元にないらちゃん名義の【領収書】が置かれていたことで【娘の反抗期】と判断。


 書斎は無事で家計も今は余裕がある。なにより、小さい頃の娘に優しくしてやれなかった負い目もあった。

 持ち出された金額は決して安くは無かったが、【キャバ代】として許容することにした。


 普段は会話を避けていた娘が母親以上に美形に育っていた事に気付いた父。

 成人したら一緒に飲みたいとささやかな夢を見た。


 だが、両親からネグレクトに近い扱いを受けて育ったないらちゃんにとって、最愛の姉をダメ男に売り飛ばした父は敵でしかなかった。


 ないらちゃんの残した【領収書】は両親から受けた扱いに対する証明書。

 つまり決別のメッセージ。


 日本侵攻の際に両親は戦禍の犠牲となり、ないらちゃんは自害の末に異世界に跳んだ。

 あの夜が父と娘の最後の別れとなったのである。

●オマケ解説●


☆物騒娘・ないらちゃん。


 女の涙で国を動かし、世界を焼き払う。

 そんなのはフィクション?


 いいえ、現実にもいたんです。

 湾岸戦争の火種を撒いた「ナイラ証言」。


 ご存じない方は、ぜひ検索を。

 史実でも戦争は創作で作れる──

 作中のないらちゃんは、その現代版アップデートみたいなものです。


 フ●インさんも、きっとデスクをひっくり返してお怒りでしょう。


☆男は女を守る。


 それは文化や道徳の問題ではありません。

 ヒトという種の生存戦略です。


 獣と違って子供が未熟な形で産まれる人間は、

 産み育てる女を男の力で守るという形でしか、世代交代ができなかったのです。


 この「生命の縛り」を無視して、

 男女平等を過信した国々は、例外なく少子化で滅びへの片道を進んでいます。


 滅びたいならどうぞご自由に。

 残したゴミは風化が片づけてくれますよ。


☆米・中・露を煽り、

 世界を大戦の瀬戸際へと追い込む──


 戦争は経済活動。

 国ごとの懐事情に合わせた扇動は、火に油を注ぐように効きます。


 軍事力こそ国際政治の通貨。

 力があれば奪える、なければ奪われる。


 そんな世界で、軍事的弱者・日本が80年も平和を保ったのは、

 奇跡に近いバランスの産物でした。


 ないらちゃんが壊したのは、その危うい天秤だったのです。


☆産休・育休・共働き、そして「保育園落ちた日本死ね」。


 これを耳にした子どもが、

 半世紀後に「養護施設落ちた日本死ね」と返す未来を想像してください。


 常識の狂ったこの時代。

 身を削って子供を育てた母親は、

 たいして高くもない給料と引き換えに一体何を失うのでしょうか。



☆社会も経済も、いずれ全部ゴミ。


 過疎の村が空き家と廃墟で埋まるのは誰でも想像できます。

 でも──【日本円】まで紙くずになる未来を思い浮かべたことはありますか?


 【日本銀行券】は【これを渡せば日本人が働いてくれる券】にすぎません。

 その日本人がいなくなったら、ただの紙切れです。


 結婚して子供を育てるより、貯金して老後に備える?

 いいんじゃないでしょうか。大好きな紙くずを抱いて1人で逝けば。


 貯蓄の価値は子供達からの借りものですよ。

 通貨も社会も、次世代に受け継がないと灰になるんです。


 ひどい。ひどい。ひどい。


※ポイントクレクレ記述

 女子中学生の悩みから日本滅亡に至るぶっ飛びと、その原因が【ネト〇ン】でという無茶苦茶な設定を書きつつ、それを本当に【ネ〇コン】に応募する暴挙がひどいと思ったマトモな読者様が居たら、【ひどい】の証として★1評価をブチこんでもらえると、元はホラーで書いた1発ギャグだったのに続いてしまったから応募してみましたと無体な事を言いながら大喜びします。


 ひどいは最高の誉め言葉!

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