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大ラヨシュ遠征

作者: 十一粒の汗

文章ガバガバでウィキ参照でウィキ風なってるけど優しく見てね

時は1343年、ナポリ王国国王のロベルト賢明王が崩御した。ロベルトの息子、カルロはとっくの昔に死去しており、長女、ジョヴァンナがナポリ王国女王となった。

ジョヴァンナはアヴィニョン教皇のクレメンス6世から正式な承認を受け事実上の臣下となった。

ジョヴァンナの最初の夫は前ハンガリー王、カーロイ1世の息子でラヨシュの弟だったアンドレアだった。アンドレア自身王位に就くのかと思っていたが、ジョヴァンナ女王の崩御後の王位継承権しか与えられず、称号はカラブリア公だけだった。この時ラヨシュ王は不満に思っていた。

「どうしてハンガリー、ナポリ王国国王の息子が王位に就かないのか、コレはハンガリー王国が舐められていると言う事か?」と疑問に思った。

さらにジョヴァンナ女王は従兄でもあるルイージ公と肉体関係を持ち、その母の強い影響下に置かれ、アンドレアの王位はさらに遠ざかった。そしてアンドレアは9月16日にルイージ公の母の占い師に暗殺される。

ラヨシュ王は激昂した。

「コレはジョヴァンナ女王とルイージ公の策略だ!非常に冷酷なるジョヴァンナを殺害し、弟アンドレアの為にナポリを占領せざるを得ない。その前に、アヴィニョンの教皇にジョヴァンナの退位を促せ」

そう言ってハンガリー使節団をアヴィニョンに送った。

使節団団長ベーラは「ナポリのジョヴァンナ女王はアンドレアを暗殺した非情な女王だ!退位と処罰を求める」そう言ったが、クレメンス6世は「ジョヴァンナ女王は非常に信頼できる臣下だ。その暗殺者は処罰を下した、しかも証拠もなく退位に追い込むことはできない」

返事を聞き、さらに激怒したラヨシュ王はダルマチアに各地の兵士を集まらせ、こう話した。

「非情なるジョヴァンナを撃退し、アンドレアの為にナポリを撃退しようではないか!」こう言ってダルマチアのザラから船を出発させた。しかしヴェネツィアで反乱を起こさせていたことから、ヴェネツィア軍に足止めさせられ、遠征は延期となる。その間ジョヴァンナとルイージ公が結婚。そして1346年9月、ラヨシュ王はナポリに傭兵1000人を派遣。

そしてナポリに向かう途中、フョリーニョで教皇使節団に「貴様はナポリに侵攻し、弟アンドレアの復讐と言いナポリ王になりたいだけであろう?今すぐその忌まわしい野心を捨て、ハンガリーに帰還しなさい。」しかしラヨシュ王は無視。そして年末前にはナポリ国境を平然と越えナポリに到着。

1348年1月、カプアの戦いでルイージ公率いる軍勢と衝突。激しい弓と軍勢が激突し合い、ラヨシュ王側が勝利。4日後にはジョヴァンナ女王はプロヴァンスに逃げる。そしてナポリに行軍すると全ナポリ貴族がラヨシュ王に忠誠を誓うとして跪づく。そしてラヨシュ王は「ドゥラッツォ公カルロを殺せ、ウンガロ」と言ってカルロを殺した。その後傭兵隊を解散させた。そしてペストが流行り始め、ラヨシュ王はナポリを去る。

そしてハンガリーの圧政に不満を持ったナポリの人々はラヨシュ王が残したウルスリンゲンの軍を雇い、そしてジョヴァンナの復位を教皇に求めた。しかしウルスリンゲンがハンガリー軍の指揮官、ヴォルファルトに攻撃され寝返ると、ジョヴァンナはアヴィニョン教皇に救いを求め、ウルスリンゲンらに多額の金額を払わせ休戦させた。そしてアンドレア暗殺の裁判でジョヴァンナは無罪となり、3月23日にはハンガリーと和平を結んだ。その後、ナポリ内戦が始まり、ローマ教皇ウルバヌス6世がドゥラッツォ公カルロ甥のカルロ三世(カーロイ二世)を王位に就けた。そしてジョヴァンナ女王はハンガリー傭兵に絞殺され、ラヨシュ王も死去。カルロ三世はハンガリー王にもなった。



ちなカルロ三世の代でハンガリー・アンジュー男系が断絶して、その次の代でアンジュ―・シチリアも断絶したね

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