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朝起きたら女の子になっていた件〜性別を超えた絆の物語〜  作者: 柴咲心桜
第1部 変化の兆し編

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新学期の始まりと新生活のはじまり

冬休みが終わり、ついに始業式の日がやってきた。


体育館に集まる生徒たちのざわめきの中、私はふと胸が高鳴るのを感じていた。


「早くママに会いたいなぁ……」


そう心の中でつぶやきながら、隣にいたみうや天たちと話していると、自然と笑顔がこぼれた。


「カナ、関西のお土産持ってきたんだって?」


みうが興味津々に尋ねる。


「うん!放課後、みんなに渡すから楽しみにしててね」


「わあ、嬉しい!ありがとう!」


教室に戻ると、放課後が待ち遠しくて仕方なかった。


放課後、私はお土産を手に教室を出た。


まず、美羽には八つ橋を渡す。


「ありがとう、カナ!おいしそう!」


天にはチョコクッキーと鹿せんべい。


「鹿せんべいなんて珍しいね、ありがとう!」


その他の友人たちには、温めて食べられるたこ焼きを配る。


「こんなのあるんだ、嬉しい!」


みんなの喜ぶ顔を見て、私の心も温かくなった。


「みんな、喜んでくれてよかった」


そう思いながら家に帰ると、新しい生活の現実がじわりと胸に迫ってきた。


「そういえば、今週末には引越し……荷物の整理しなきゃ」


この家を離れるのは寂しいけれど、売るわけじゃないから、また戻ってくることもできる。


涙がこぼれそうになるのをぐっとこらえ、私は決意を新たにした。


「さあ、準備しよう」


新たな生活への期待と不安を胸に、私はママの家へ引っ越すための準備を静かに始めたのだった。

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