表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
朝起きたら女の子になっていた件〜性別を超えた絆の物語〜  作者: 柴咲心桜
第1部 変化の兆し編

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

41/70

大阪に来た!たこ焼きから始まる関西の旅

「大阪に来たわよ〜!」


 新大阪空港の到着ロビーに出た途端、姉が両手を広げて叫んだ。


「姉さん、静かにして……!」


 その声の大きさに、私は思わず周囲を見回してしまう。何人かがこちらを見てクスッと笑っていた。もう、恥ずかしいってば。


「ごめんごめん! つい楽しくて!」


 姉は照れたように笑いながら、キャリーケースを軽く引く。


「その気持ちは分かるけどさ、もうちょっと控えめに……」


 私も内心ワクワクしていた。関西の地に足を踏み入れたのは初めてで、見えるものすべてが新鮮だった。


「それで、何する!?」


 姉がすでに目を輝かせている。旅行プランのことなんて、何一つ決まっていないのに。


「んー……お腹空いたな」


「たこ焼き食べようよ?」


 姉の提案に私は即答で頷いた。


「いいね、たこ焼き!」


 さっそくスマホで“新大阪駅 たこ焼き”と検索すると、「タコ太郎」という店が駅近くにあることがわかった。


「徒歩10分くらいだって!」


「行ってみよ!」


 二人並んで駅前の通りを歩く。大阪の空気は少し暖かく、独特の活気がある。看板の文字も、街の喧騒も、関東とはまた違ったリズムを感じた。


 やがて見えてきた、赤い暖簾に描かれたタコのイラスト。その下に大きく「タコ太郎」と書かれている。


「ここだ!」


 暖簾をくぐると、香ばしいソースの匂いが鼻をくすぐった。


「いらっしゃい! 何にするかい?」


 元気な店主の声が店内に響く。


「たこ焼きマヨ2つでお願いします!」


 姉が迷うことなく注文する。私は壁に並んだメニューを見ながら、密かに「お土産用も買おうかな」と思っていた。


 目の前で鉄板の上に丸く焼かれていくたこ焼き。ジュウジュウという音と、湯気に包まれた時間が、まるで映画のワンシーンのようだった。


「お待たせ、たこ焼きマヨ2つ!」


 トレイに乗せられたアツアツのたこ焼きを受け取って、私たちは店の端にあるベンチ席に座った。


「いただきます!」


「いただきます!」


 一口頬張ると、外はカリッと、中はとろ〜り。口の中でタコの歯ごたえが弾ける。


「うまっ!」


「やばい、これ美味しすぎる……」


 姉も私も、言葉少なに次々とたこ焼きを口へ運んでいった。食べ終わる頃には、もう次の観光地の話で盛り上がっていた。


「さて、次はどこに行こうか?」


 たこ焼きから始まった私たちの関西旅行——その幕開けは、最高においしくて、温かかった。



---


続きとして、「道頓堀・心斎橋編」「USJ編」「京都散策編」なども執筆できます。ご希望があればお知らせください!



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ