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医療用語としての「軽症」

作者: HasumiChouji

「ま・ず・少・し・熱・っ・ぽ・く・な・り・ま・し・て」

「ええ、それで」

「熱・は・そ・れ・ほ・ど・じ・ゃ・な・い・け・ど……ふ・ら・つ・い・て」

「そして、呂律が回らなくなったと」

「……は・い……」

「では、簡単な計算を暗算でやってみて下さい。12+36は?」

「……………あ・れ?……計・算・出・来・な・い……」

「何で、すぐに来なかったんですか?」

「S・N・S・で……意・識・が・有・る・内・は……軽・症・じ・ゃ・な・い・っ・て……お・医・者・さ・ん・の・書・き・込・み・を・見・て……例・の・伝・染・病・の・せ・い・で……軽・症・の・人・が・病・院・に・来・る・と……」

「医療崩壊が起きかねないとか書いてあった訳ですね?」

「……は・い……」

「……なるほど……つまり、自分の頭では病院に行くべきかも判断出来なくなる位、判断力が落ちてた、と」

「……そ・う……か・も……知・れ・ま……せ・ん」

「おい、近くの大病院でCTとMRが空いてる所が無いか、すぐに問い合わせて。見付かったら救急車呼んで搬送ね。搬送先と救急車には『患者さんは脳梗塞の疑い有り。あと、軽い風邪も併発』と連絡しといて」

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