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5 哀れオーガは爆発四散

少し長めのプロローグ、終了です

 夜が過ぎ、朝が来て、軽い朝食を取って、それから戸を叩く音がした。まるで食べ終えるタイミングを見計らっていたかのようなそれに少女と村娘は思わず無言になる。


 マルサが重い足取りで扉へと向かい、手をかけた。ぎいと古めかしい音を立てて開いたそこには何人もの男たちがいる。その中心にいるのは老人であった。


「村長」


「マルサ。少女はおるな?」


 昨日の二人組はきちんと少女の来訪を村の長へと伝えていたらしい。こうやって男たちがぞろぞろと連れ立ってきたのにどんな意味があるのか……つい剣呑な捉え方をしてしまうナインだったが、そうとは感じさせない明るさで彼女は戸口へと進み出た。


 その頭にはみすぼらしい毛皮がかけられている。服を手に入れたのでナインはお手製のそれをフード代わりに使うことに決めたようだ。これは単純に、非常に整っている自身の顔立ちをいちいち衆目に晒すのも面倒だと思ってのことであった。


「はいはい、いますよー。オーガのとこに行くんでしょう?」


「……うむ。共に行こう」


「オッケー。じゃあマルサ、俺は村長さんについてくから。ごはんと寝床、それから服もありがとな」


 唯々諾々と従う顔の見えない少女に村長は悲しげな目を向けた。人数を揃えるのもこの家を一晩見張らせたのも無駄な労力になったが、そんな備えをしてまで女の子一人を逃がさぬようにと悪漢じみた真似をしていることが空しく思えたのだ。同様に、贄にされようとしている幼子への憐憫もあった。


 しかしどれだけ非道な行為だろうとやらねばならぬ。

 オーガに支配されてからというもの再三そう誓っている老人は、何度繰り返したか定かではない葛藤を決して声色には出さずに告げる。


「準備が出来ておるなら、このまま向かおうか。時間はあまりない」

「はいよ」


 軽く頷く少女はいってきますとマルサへと手を振った。それに対してマルサは手を振り返すことはせず、ただ瞳に大粒の涙を溜めてその場に立ち尽くすのみであった。


 自分を囲むように歩く男たちの合間から振り返り、小さくなっていく村娘の姿を目にしながらナインは苦笑を浮かべた。泣かせたくはなかったが、ここでどう言葉をつくろってもマルサを安心させられる気がしなくて、悲観のままに送り出させることとなってしまった。


 彼女の目に自分は、死地に赴く哀れな少女。そういう風にしか映っていないだろうから。


「こんなたくさんでオーガに会うんだ?」


 あまりに大人数で向かうとオーガを変な風に刺激しないだろうかと心配になったナインは、前を歩く村長の背中へと声をかける。すると老人はしゃがれた声で答えた。


「うむ……、わしらには見届ける義務があろうて」


「義務?」


 思わず聞き返したナインだったがそれ以上の返事はなかった。なくともまあ、彼が何を言っているのかは理解できている。しかし少女はその言い分にこそ驚かされた。


 村長だけでなく、周囲の男たちは皆一様に表情が固い。そこから読み取れるのは罪悪感だ。


 贄を出す、それもたまたま村に流れ着いた少女をオーガに食わせるという行為に忸怩たる思いを抱いていることが分かる。てっきり犠牲を出すことに慣れてしまって、村の住人でもない者ならむしろ構わないさ、ぐらいの気持ちかもしれないと予想していただけに意外であった。


 思うほどに残酷ではない。まだ悲しむ心は残っている。

 だが、そうだと言うのなら――いや。

 ただの村人たちにそれ以上を望むのは酷と言うものだろうか。


 自分がもしも彼らと同じ立場だったとして、何が出来るだろう? きっと何も出来ることなどない。元の世界でだってそうだった。「何もできない」……それが自分というものだ。


 しかし今ならどうだろう? 不可思議な力を授かったこの身体。恐ろしい獣を腕の一振りで屠れてしまう今の自分なら?


 怖くないわけじゃない。けれど死ぬ気もさらさらない。根拠はないが、自信はある。昨日のオーガから感じるものも特にありはしなかった。……だとすれば。


 ――そうだ、やれることをやろう。


(そう思ったからこそ、俺は屋上から真っ逆さまに落ちるはめになったんだが……けど後悔なんて真っ平だからな)


 おそらく命を落としたことは間違いない、だろう。あの高さからあの姿勢で地面へと落下して助かるはずもないのだから。よせばいいのにいらぬ正義感を発揮し、余計なことをして死んでしまった馬鹿なやつ。自身を客観的に表するならそうなるだろう。


 だがそれでいい。


(あの選択に後悔はない。あいつを助けられなかったことだけは、悔やんでも悔やみきれないが。仮にそれで死んだにしたって、少なくとも自分の死に様には満足できてる……と、思う)


 ならば今だって迷う必要などないはずだ。なるようになる。やりたいようにやる。それだけでいいのだ。


 口を閉ざし、無言のままに歩を進める少女を周囲の男たちはどう見ただろうか。死刑台へ粛々と歩み寄る無実の罪人、とでも見えているのかもしれないが。その実少女の内では強固な意志が作り上げられていた。罪悪感で目が曇っていなければ彼らにも分かったかもしれない――これまでどことなく希薄であった少女の気配が確固たるものへと変わり、むしろ強烈なまでの存在感を放ち始めていることに。


 ナインはこのときようやく、肉体と精神が一致し始めたのであった。




 少女の静かな変貌を余所に一団は禊の場へと到着する。


 そこはオーガの食事場である。かつては行きかう村人でそれなりに活気のあったエルサク村の中心部であるそこをオーガはことのほか気に入り、悪趣味にもそこで村人を食す楽しみを見出してしまった。


 村人たちは自責と悔恨からどうにか目を逸らそうと「禊の場」などと呼称し、ここは普段の生活とは完全なる別時間・別空間であり、村の存続に必要不可欠である儀式を行うための場所である、とある種の正当化を試みていた。


 そんな曰く付きのスペースには、いつも通りの光景が広がっている。食材を待ちかねたように腹をさするオーガに、村長を始めとする村の男衆。唯一違う点と言えば、男たちから差し出される贄が村内の者ではないことぐらい。


 ただしその小さな違いが絶対的な違和をもたらしている。


「よおし、来たなあ。おまえら、そいつをさっさと――むう?」


 下卑た笑みを浮かべるオーガはいつもの通り食材の人間を差し出すように命じようとしたが、中断させられる。言われるまでもなく小柄な少女が一団から抜けて、前へと進み出てきたからだ。


 その従順な様子はオーガの自尊心を大いに満足させた。これまで食われるためにやってきた人間は多かれ少なかれ抵抗を見せた。パニックになって暴れる者やへたりこんで動かなくなる者など、様々な反応を披露してはそれなりにオーガを楽しませたものであったが、まるで怯えた様子もなく大人しく食われようとするのは初めてのことである。


 それだけ強靭な存在である自分に畏怖を抱き、食われることを光栄に思っているのだろうとオーガは納得する。

 下等生物としてそれは何より正しい行いであると。


「いいぞお。手足を一本ずつ噛み千切ってやるから楽しみにしてろぉ……、だけどその前に、その臭い毛皮は邪魔だあ。いますぐ取れ」


「ん」


 臭いと言われて――オーガ相手とはいえ――若干ショックを受けながらもナインは態度に出さずに言われるがままフードとして使っていた毛皮を取り払った。


 陽の光を浴びて輝くような白い髪が現れ、村人たちの空気がざわりと揺れた。このことは少女を案内した男たちが伝えられていたがやはり直接見ると違うものだ。透き通りまるで髪自体が光を放っているかのように見紛うまでに、美しい。

 背後のざわめきを察知して何事かと少女が振り返ったことによって男衆の動揺はさらに激しくなった。美麗すぎる容貌を目にし、今度こそ彼らの開いた口は塞がらなくなった。


 ――ああ、なんと痛ましいことか。


 村長は今一度動悸が苦しくなった。

 こんなにも愛くるしく、絶世の美を持つ幼子をオーガへの贄にしようなどと何たる残酷なことであろうか。だが、それを防ぐ手立てなどなかった。


 男衆はみな一様に涙で視界をにじませている。

 この可憐な少女は儚くもその命を散らせてしまうのだと。そしてそれは、紛れもなく自分たちのせいに他ならないのだと、世の酷薄さと己らの無力を呪ったのだ。


 揃いも揃って急に咽び泣きを始めた男たちに若干引いてしまったナインはそれ以上視線を向けず、改めてオーガへと向き直った。


 にたりにたりと涎を垂らしながら自分を眺めるオーガの脳内では、すでに食事が始まっているようだ……が、生憎と食われてやるつもりはない。


 とりあえずは、と少女は話し合いに挑戦してみる。


「なあ、オーガ……さん。頼むからこの村から出て行ってくれないか。これ以上ここに居座って村人を食べるのはやめてほしいんだ」


「……なぁにぃ?」


 従順だと思っていた少女がいきなり指図をしてきたこと――しかもその内容が彼にとっては一段と腹立たしい――を不快に思ったオーガはずん、と木の幹のように太い足で地面をひと叩きした。純然たる脅しの行為である。


「ふざけてんのかぁ? このおれ様にえらそうなことを言いやがってえ!」


「ふざけてなんかない。これでも真剣に頼んでるんだよ。俺自身はお前に恨みがあるわけでもないからな……できれば殺したくない」


「はあぁぁ?」


 デキレバコロシタクナイ……殺したくない?


 この人間のガキは何を言っているのか、とオーガは怒りを通り越して戸惑いを覚えた。殺したくない、とは強者の言葉だ。間違ってもちっこい人間の雌ごときが自分に向かって言うような言葉ではないはず。


「なにを、言ってんだぁ……?」

「言ってる意味が通じないか? 平和的に解決しようってことだ」

「ぬうぅ、おまえ……おれを馬鹿にしてんのかぁ?」


「してないよ。してないけど、お前も真剣に考えてくれってお願いはしてる。俺は死にたくない、村人さんたちも死にたくない。単純な話、お前だってまだ死にたくないだろ? だったら俺の言いたいことも分かるはずだ」


「お、おまえぇっ!」


 言っておくが俺はけっこう強いんだぞ――とナインが抑止になり得るかいまいち怪しい言葉をかける間もなく。


 オーガは激高して腕を持ち上げ、すぐさま少女へと振り下ろした。オーガの本気の一撃を間近に目撃した男たちはひっと悲鳴を上げる。腕力だけで地響きまで起こせるその驚異的な戦闘力を目の当たりにして、体の芯から震えが起こった。


 これほどの力で殴りつけられた少女がどうなるかなど想像するまでもない。

 一片の肉塊へと姿を変えた少女を幻視する村人たちであった――が、その光景が現実になることはなかった。


 土煙が巻き起こり、誰もがオーガの手先に注目する中でその声は唐突に響いた。


「お前がそっちを選ぶってんなら仕方がない。俺も遠慮なくやらせてもらうぜ」


 それはいつの間にかオーガの左肩に佇む少女のものだった。いつの間に、どうやって、何を言って……とオーガも村人も驚愕と困惑に包まれている最中、そんなことはお構いなしに少女は拳を作った。


 ぶん、と振るわれたそれはあまり力の入っていないように見える一撃。

 しかし振り抜かれた一発の拳には恐るべき威力が内包されていた。


 パン! と小気味よい音が鳴る。


 それはオーガの頭部が弾ける音。


 まるで頭に脳みそではなく火薬が詰まっていたのかと思わせるような爆発の仕方であったが――もちろん、そんなはずもなく。


 男たちは、少女の小さな拳によってオーガの頭が消し去られるその瞬間を確かにその目で見た。


 たとえオーガが自分の頭を全力で殴れたとしても、とてもじゃないが同じ結果にはならないだろう。それはつまり、大地を震撼させるようなオーガの腕力と比べても少女のそれが桁違いに高いことを意味している。


 呆気にとられる村長を始めとする男衆。そんな彼らの目の前で、司令部を失ったオーガの身体がぐらりと揺れ――それに合わせて少女が跳んだ。


 足場としては少々狭かったオーガの肩から一足飛びに村長の前へと着地。危なげないその動作からしても、少女がとんでもない身体能力をその身に秘めていることは明らかであった。


「き、君は……いや、貴女様はいったい……」


 喘ぐように声を絞り出す村長だったが、ナインはそれには答えず、ぽりぽりと頭をかいた。言いたいことはあるのだが、どう言えばいいのか分からず悩み――結局悩むのも馬鹿らしいと割り切った彼女は思ったままに言葉を述べることにした。


「村長さん――それからあなたたちにも。俺なんかが偉そうなことを言えた義理じゃないんだけどさ」


 そう前置きしてから、しかしこれだけは言わせてもらうぞと少女は続けた。


「悲しいって思えるならさ。悲しみを受け入れる努力じゃなくて、その元凶を撥ねのける努力をすべきなんじゃないかな。綺麗ごとかもしれないけど、俺はそう思うんだ」


 小さな、けれど強大な力を持つ少女から告げられた言葉に、男たちは視線を落とした。まるで心の敏感な部分に見えない針を突き立てられたような痛みが胸に広がる。これまで犠牲になってきた仲間たちの顔が浮かんでは消え、怒涛のような後悔と、それと同じくらいの怒りがわいてくる。


 無力な自分たちにも、そして理不尽な強さを持ったオーガと――この少女に対しても。


「私たちは弱い……貴女様とは違うのです」


 男たちの思いを代表して語る村長に「そりゃそうだ」とナインは頷いた。


 元の体であったなら、自分だってオーガになんて太刀打ちはできないだろう。だからこんなのは、身勝手が過ぎる言い分なのだと自覚はあった。元から強かったのではなくたまたまみょうちきりんな肉体を得てたまたま強くなっただけの、どこにでもいる一般人。それが自分なのだ――しかし。


 経緯はどうあれ、今の自分が桁外れに強いことは事実。そして力を持った存在だからこそ、その言葉にも重みは出るはずだとナインは考えた。


「だけど、弱いままじゃダメだよな。守りたいものがあるなら強くならなくっちゃあな。心も、体も」


 弱くてちっぽけな自分には不釣り合いな力を手に入れてしまったが故に、これはナインなりの宣誓のようなものだった。


「俺も強くなる。本当の意味で強くなる。だから、あなたたちも頑張ってくれ」


 言いたいことを言いきると、ナインはぽかんとする男たちに背を向け走り去った。真意が伝わったのかどうか判然とはしないものの、これ以上言うべきことも見つからないのでもういいだろう。


 呼び止められる前にと急いだナインは来た道をさっさと引き返し、マルサの家にまで戻ってきた。


「おーい、マルサ。ナインだけうぉっ!」


 ノックして呼びかけた途端に扉が開き、たたらを踏むナイン。まるで待ち構えていたかのような速度だ。


「ナインちゃん! よかった、逃げてきたのね? でもここにいちゃ駄目よ、とにかく早く村を出なくちゃ――」


「いやいや、逃げてないよ! あーっと、なんというか……オーガのことはもう心配しなくていいよ。だから安心して村を立て直してくれ」


「……え?」


 信じられない、という顔をするマルサにナインはにっこりと微笑みかけた。村の前途を祝すようなその笑顔に、訳が分からないままにマルサも釣られて笑みを浮かべる。


 そうだ。不思議でしょうがないが、この子からは安心感を貰えるのだ。大樹に身を預けるような暖かな優しい安心感を――そして同時に、確かな心強さをその紅い瞳が教えてくれる。


 感慨に胸を打たれる村娘の内心を知らず、これで用は済んだとばかりに少女は別れの言葉を口にした。


「じゃあなマルサ。俺はもう行くよ。とりあえず近い街へ――あ」

「ど、どうしたの?」

「いやー、しまった。毛皮をさっきのとこに置いてきたままだった。戻るのも面倒だけど、この頭じゃ目立つし……ううむ」


「あ、じゃあちょっと待っていて」


 急に家の奥へと姿を消したマルサだったが、すぐに戸口へと戻ってきた。


「これ、あげるわ。お母さんが子供の頃に使っていたものだけど、丈夫でまだ使えるわよ。サイズはぶかぶかになっちゃうと思うけど……」


「おお、ローブか! フードもあるしこりゃ毛皮なんかよりよっぽどいいや……でも本当に貰っちゃっていいのか? 大切なものなんじゃ?」


「勿論大切よ。でも、私はもう使わないから。仕舞っておくだけよりは、誰かに着てもらったほうがローブにとってもいいでしょう」


「……そっか。じゃあありがたく頂戴するよ」


 何から何までありがとな、と礼を告げて去ろうとするナインに、マルサは「待ってナインちゃん」と呼び止めた。


「ん?」


「ねえ、ナインちゃん。よかったらあなたもこの村で暮らさない? 私の家をこのまま使ってくれてもいいから、一緒にここで……」


「あー……ごめんマルサ。そう言ってもらえるのは嬉しいけど、それは遠慮させてもらうよ。俺、いろんなとこを見て回りたいと思ってるから」


 きっぱりと断られたことに、しかしマルサは傷付きはしなかった。その内には「やっぱり」という納得だけがあった。


「そう、そうよね。記憶を取り戻すためにも色んなところに行かなくちゃね」


「そ、そうそう。なんせ記憶喪失だからさ」


 昨日騙った設定を忘れかけていたナインは慌ててマルサの言葉に同意する。決して上手い嘘ではなかったかもしれないが結果的にマルサが信じてくれているので問題はない。……少しばかり申し訳ないが。


「でも近くに寄ることがあったら……ぜひまた、訪ねてきてね。またうちに泊まっていって」

「うん。そのときは頼りにさせてもらうよ」


 じゃあな、とナインは今度こそ本当に去っていった。その背中を名残惜しく眺めていたマルサは、完全に後ろ姿が見えなくなってから村長を探しに家を出た。あの憎きオーガに、そしてこの村に何が起きたのかを確かめるために。


 オーガが我が物顔で占拠しているはずのあの場所に、今はどんな光景が広がっているのか――少しだけ楽しみにしながら。



 ◇◇◇



 ほんの少し時を遡り、ナインがオーガを屠った場面。

 衝撃的なシーンの観客となって固まる村人たち以外にも、もう一人だけその現場を目撃していた者がいた。


 広場上空、足場のない空中に立つ小柄な人影はオーガの死に様を確認し、それを為したナインに視線を注いでいる。


「あれはいったい何者だ……? 場合によってはオーガどころではなくなるぞ」


 やはり面倒なことになった、と愚痴のように呟いた人影は――その場を離れようとする少女の背を密かに追いかけるのだった。


「見過ごすわけには、いかんしな。やれやれだ」


爆発四散(頭部が)

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[一言] 相手の方が強かったと思う間もなく即死だな 自分としては、先に手足なんかを攻撃して、 びびらせて欲しかったけど、 Sではない、優しい主人公だと楽に殺してあげるんだろうな でもやっぱり、主人公に…
[一言] 初めまして、普通に面白いですね(^^)私も百合作品好きですよ。もちろん薔薇作品もwでも薄い本とか、やおい本は苦手です、腐ってないのでw
[気になる点] 爆発四散じゃなくて木端微塵では(震え声)
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