第一章 地を這う者達
駄文駄作ですがよろしくお願いします。
汽車の汽笛が鳴り響き、少し揺れたあと汽車は目的地に向かってゆっくりと加速し進み出す。外で流れる風景を見て、もう二度と戻ることができないかもしれない故郷に思いを馳せる。一概に良い場所とは言えないが、それでもあの場所は自分の帰るべき所なのだと改めて思った。そして、汽車はそんな思いも知らずに進んでいく。
第一章 地を這う者達。
汽車が駅を出てから30分ほどたっただろうか、隣の車両から来た男が「ここは空いているか?」と聞いてきた。私が「空いてますよ」と言うと「失礼するよ」と言って隣の席に座った。
そこから、少ししてから隣の男が突然「あんた陸軍の人か?」と聞いてきた。私はこの質問を不思議に思いつつも「そうですが、何か?」と答えると男は少し驚いた顔して「いや、深刻そうな顔をしていたものだからな。ちなみに俺もあんたと同じだ」と応えた。どうやらこの男も軍人らしい。
その後、その男と色々話した。この男の名前はミハエル・ブラウン。空軍所属らしい。彼はテジェス飛行場に行くためにこれに乗ったらしい。私は陸軍所属なので会うことはほぼないだろうと彼に言った。
そんなこんな話しているうちに彼は目的の駅についたようだ。外は暗くなっておりガス灯と家の明かりがよく光って見えた。
汽車が止まり彼は出入り口に行き「いつかまた」と言って駅に降りた。私は「じゃあな」と言って彼の背中を見送った。
汽車は汽笛を鳴らし暗闇の中を走り出した。




