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急がば回れ。

すごいモノの記録については、また時々ひょっこりと話題に出すかもしれないが、記録がメインのものは前回の4までしにておこうと思う。

さて、今日は胃腸炎の話題。胃腸炎からの回復中で、たんぱく質などの摂取を徐々に再開しつつある毎日である。体重がこの半月で2キロ以上も落ちた。絶食→お粥→やわらかい、消化の良い食事、といった具合に通常食に移行しているところである。

なんとかたんぱく質を摂ろうと試みていたが、受け付けない。消化ができないのであれば、摂っても吸収されない。何よりもまず治さないことには何も栄養が摂れない期間がどんどん長引いてしまうので「急がば回れ」で絶食に踏み切ったのだ。病院に行くことも考えたが、行く気力もさながら、行ったとしてもお腹の調子が悪いときに待合室で耐えるのはかなり苦痛と不安が伴う。何より今は薬を飲みたくないという気持ちもあった。

途中、薫子に教えてもらった梅エキスをネットで取り寄せ、少しずつ服用していった。これがなかなか効いたようだ。目安としては一日3グラムではあるが、ピーク時は3グラムよりもたくさん服用した。3グラムでは胃腸の炎症に追いつかないと思ったためだ。それに薬ではないので多く服用したところで副作用の心配もない。


「急がば回れ」はアトピーにしてもそうだが、自然治療に関してはかなり当てはまる。焦ってなんとかしようとするのではなく、自分の体の治癒力を信じて安静にする。早く治したいのであれば、思い切って回り道をするのが一番である。一般的な薬のような即効性はないので時間はかかるが、後々の薬の影響を思うと、効き目はゆっくりであっても体には将来的には優しい。


「こんなに長引くなんて…。」

このようにひどい胃腸炎になったことは人生で数えるほどしかなく、しかも薬を使わなくなってからは初めてのことだったのでよくそう思った。これまではすぐに病院にいって、処方された薬を飲んでいたので、ここまで長くかかったことはない。初めての試みなので戸惑ったが、まず、少しでも状態が良くならないようであれば、そのときには病院に行くことにして様子を見ることを決めたのだ。

「アトピーに影響が出ませんように。」

栄養バランスが崩れていけば、いつ影響がでて、症状が後戻りしてもおかしくないであろう。「すごいモノ」を祈る気持ちで塗って様子を見た。そして何よりも弱っているときなので雑菌を拾わないために外出もなるべく控えた。そして何よりも安静にする時間をなるべく確保した。不調のときは安静にすることが回復を早めるには必須である。体はとても正直なもので、何か用事があってバタバタした日は夜にかなり調子が悪くなる。

私が絶食していても、子供たちの食事は作らないといけない。調子が悪くても食欲がないわけではないので、自分が食べられないものを作るのは切なかった。治したいから、アトピーが逆戻りしてほしくないからと、ぐっとこらえてフライパンを握った。


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