オイルと炎症。
ある日、急に歯が痛くなった。神経を抜いたはずの箇所が。歯医者に行こうか迷う。というのは、今このタイミングで麻酔などの薬を体内に入れたくなかったのだ。
「昨日から歯が痛いのよね。神経を抜いた場所のはずなんだけど。」
「色々なところから毒素が出ようとしているんだよ。それに年齢的に歯槽膿漏の可能性もあるよ。ちょっとオイルを集中的に飲んで様子を見て。歯茎にも直接塗ってね。炎症が骨まで届かないうちに。骨まで行ったらアウトだよ。」
薫子に何気なく話したところ、ショックなお言葉。歯槽膿漏のお年頃になってしまったということと、骨まで行ったら、ということ。そして、アトピー以外にも症状が出るということ。
丸一日やってみて症状が軽くならなかったら骨まで行ってしまっている可能性大。とにかく今は炎症のスピードに追い付かせないといけないということだった。
久しぶりのオイルの話題登場。オイルやサプリメントについて詳しく書くことは、宣伝と誤解されたくないので避けていたが、今回のは効果が特に凄かったので書くことにした。
植物由来のカプセルに入れての服用と歯茎への塗布。いずれもラベンダーとシーブスという追い付かせないとだ。ここで注意しなくてはいけないのは、食品レベルのオイルを使うこと。値は張るが、安全第一である。
そして集中的な服用で胃に違和感が出ないように様子を見ながらカプセルのオイルを飲み、こまめに塗布もする。特に初日は集中的に。とにかく炎症のスピードに追い付かせないといけない。祈る気持ちで飲み、塗った。この2つのオイルは決して口に美味しいものではないが、「まずっ!」と独り言を言いながら塗った。
翌日になると少し痛みが軽くなっていた。手応えがあることに光が見えてきた。この日も同じペースで続けてみる。
さらに翌日、物を食べるとき以外はほとんど痛みを感じなくなっていた。もう一息。オイルの味にも慣れてきたので塗布も最初ほど苦痛ではない。オイルの独特の味も、手応えがあることもあって、かなり平気になってきた。
さらに翌日。食べるときの痛みもかなり減った。炎症のスピードに勝てそうな勢い。ペースを落としてではあるが継続すること数日。
数日後には痛みも忘れ、オイルの存在も忘れているくらいになった。
これには驚いた。炎症が見事に治まったのだから。
最初が肝心で、とにかく最初は集中的に使うことがポイントである。
今、私は薬という薬は使用していない。風邪を引いても、風邪に効くシーブスなどのブレンドしたカプセルを引用して安静にしていると治る。お腹を壊したり、胃が痛い時にも使えるオイルがあるのでそれを飲用して治せる。傷口にはラベンダーが良い。眠れない時はベルガモット。などなど、用途別に数種類のオイルを使い分けているのだ。




